東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

イベント Event

March 22, 2024

福島芸術講 活動報告会Symposium on Fukushima Association for the Arts

2024年3月22日(金)、開沼博准教授が作家・古川日出男、写真家・大森克己とともに立ち上げた「福島芸術講」の2023年度活動報告会を実施します。

福島芸術講とは、東日本大震災・原子力災害からの復興プロセスの記録・記憶を残すという目的の縁の上に、定期的に集い、日常性・持続性の上に成り立つ、革新、創造あるいは相互扶助の場としてのゆるやかな集団で今年度発足しました。
現メンバー(開沼博、古川日出男、大森克己)による作品に福島第一原発フィールドレコーディング作品「選別と解釈と饒舌さの共生」(2021)があります。本作はこれまでに編集者・都築響一の「ROADSIDERS’ weekly号」での特集(2021年03月10日)、2023年夏に開催された第23回ソウル国際オルタナティブ映像芸術祭への招待・上映など多領域において注目を集めて参りました。

その実績が評価され、本年度は経産省「令和5年度予算 芸術家の中期滞在制作支援事業」に採択。「福島芸術講」を発足するとともに、第一弾となる作品を制作し、成果は公式サイトで公開されております。
https://www.fafta.org/

この新たな取組み、そして活動についてのトークショー形式の報告会を編集者・プロデューサーの中島敏子さんをお迎えし、下記の内容で開催いたします。

ご多忙のこととは存じますが、ご参集くださいますようお願い申し上げます。

 

 

《概要》

「2023年度 福島芸術講 活動報告会」
・日時  2024年3月22日(金)18:00 ~
・会場  東京大学情報学環オープンスタジオ
アクセス https://openstudio-utokyo.com/access/
・参加費 無料

・登壇者
開沼博(東京大学大学院情報学環准教授)
古川日出男(作家)
大森克己(写真家)
森彰一郎(福島芸術講プロデューサー)

・ファシリテーター
中島敏子(編集者・プロデューサー)

参加をご希望の方は、以下のフォームよりお申込み願います。
https://forms.gle/scmAdbN6KXQapVMW9

 

◆福島芸術講
・公式WEB
https://www.fafta.org/

 

《メンバープロフィール》

 

 

 

 

 

 

 

 

開沼博|東京大学大学院情報学環准教授
1984年福島県生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府博士課程単位取得満期退学。現在、東京大学大学院情報学環准教授のほかに東日本大震災・原子力災害伝承館上級研究員、ふくしまFM番組審議会委員長、東日本国際大学客員教授、福島県立医科大学非常勤講師等。受賞歴に毎日出版文化賞、尾崎行雄記念財団咢堂ブックオブザイヤー2021総合部門大賞、エネルギーフォーラム賞優秀賞、地域社会学会賞選考委員会特別賞等。著書に『日本の盲点』『はじめての福島学』『漂白される社会』『福島第一原発廃炉図鑑』『常磐線中心主義』、フィールドレコーディング作品に「選別と解釈と饒舌さの共生」など。
http://kainumahiroshi.net/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古川日出男|作家
1966年福島県生まれ。早稲田大学文学部中退。1998年、長篇小説『13』でデビュー。第4作となる『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞と日本SF大賞をダブル受賞。『LOVE』で三島由紀夫賞、『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞と読売文学賞をダブル受賞。現代語全訳を手がけた『平家物語』はテレビアニメ化され、続く『平家物語 犬王の巻』も劇場アニメとして映画化された。
https://furukawahideo.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大森克己|写真家
1963年 兵庫県生まれ。フランスのロックバンド Mano Negra の中南米ツアーに同行して撮影・制作されたポートフォリオ『GOOD TRIPS, BAD TRIPS』で第9回写真新世紀優秀賞(ロバート・フランク、飯沢耕太郎選)をダブル受賞。これまで発表した写真集に『very special love』、『サルサ・ガムテープ』、『サナヨラ』、『すべては初めて起こる』、『心眼 柳家権太楼』などがある。2022年には初の文章のみの単著『山の音』を上梓。
https://www.instagram.com/omorikatsumi/?hl=ja