November 30, 2024
未来を拓く探究学習:東京大学で考える高校・中学 新たな学びの実践と可能性- シンポジウム & 対話型事例研究ワークショップ-
「未来を拓く探究学習:東京大学で考える高校・中学 新たな学びの実践と可能性」
シンポジウム & 対話型事例研究ワークショップ
開催のお知らせ
東京大学大学院情報学環開沼博研究室 (2024/11/04)
東京大学院情報学環開沼博研究室では、2024年11月30日(土)東京大学本郷キャンパスにて、探究学習をテーマにしたシンポジウムとワークショップを開催します。
現在、学校教育の現場では、生徒の主体的な学びや問題解決能力の向上を目指した「探究学習」が注目されています。このイベントでは、探究学習の最先端の課題と可能性を学び、現役中高生と、中高の先生方、大学研究者とが互いに意見交換を行いながら、より深い学びの可能性を模索していきます。中高生にも大人にも、立場を問わず意義ある時間にすべく平易な言葉と具体的なエピソードを元に議論を進めます。どなたでも遠慮なくご参加ください。
イベント概要
- 日時:11月30日(土)14:00〜16:00(事前申込制・参加無料)
- 会場:ハイブリッド開催
対面:東京大学 本郷キャンパス 福武ホール 地下2階 ラーニングスタジオ2・3 (東京都文京区本郷7-3-1)
オンライン:参加者にはZoomのURLを後日送付いたします - 対象:現役中高生、教員、保護者
- 参加費:無料(事前申し込みが必要)
- 参加申込み:https://forms.gle/KRPvPy5RYg89YhRW8
このイベントは、探究学習の意義と具体的な実践について、高校や中学校の教育関係者および生徒の皆さんに向けて、理解を深め、将来にとって”意味のある”学びにつなげていただくための絶好の機会です。中高生が主体的に学び、よりよい未来を創り出す力を育てるために、今何ができるかを一緒に考えてみませんか?
イベント内容
イベントでは、高大接続や高等教育が専門の早稲田大学・大学総合研究センターの遠藤健講師、全国の中高における探究学習の支援実践を通して中高生による政策提言や学会発表など多数の実績を残してきた東京大学大学院情報学環の開沼博准教授が講演。探究学習の教育上の意義や進路に及ぼす影響、現場の先生方にとっての課題や可能性、具体的な手法の開発や高大接続における意義について振り返ります。
さらに、ゲスト講演としてクリエイティブ・ディレクターの辻愛沙子様をお迎えし、社会課題に若者が関わることの意義について議論を展開した上で、開沼研究室にて実践する地域や災害、環境などをテーマにしたスタディツアーや講義に参加した生徒も交えて、その魅力や発展可能性について議論する「対話型事例研究ワークショップ」も実施されます。教育者や生徒が直面するリアルな課題を共有し、意見を交換する場として、参加者にとって新しい学びと気づきが得られる場となるでしょう。
スケジュール:
- 14:00 オープニング
- 14:05 講演①
- 講師:遠藤健(早稲田大学・講師)
- テーマ:「意味ある“探究学習”って何?― 高大接続の観点から」
- 探究学習の意義や現場での取り組みについて、高大接続や高等教育、教育社会学を専門とする立場から解説します。
- 14:30 講演②
- 講師:開沼博(東京大学大学院・准教授)
- テーマ:「探究学習をどう進める? ― 研究レベルの探究の“実践”から」
- 開沼研究室が取り組む探究学習プロジェクトの実践事例を交えながら、探究学習の進め方について具体的にお話しします。
- 14:50 ゲスト講演
- 講師:辻愛沙子(クリエイティブディレクター)
- テーマ:「若者が社会課題を考える意味― 福島ツアー参加経験を通して」
- これまでクリエイティブ・ディレクターとして社会課題と若者とを架橋し、朝日本テレビ「news zero」コメンテーターなどを務めてきた立場から、ワークショップの事例となっている福島での探究学習の意義をお話します。
- 15:10 対話型事例研究ワークショップ
- 地域、災害、環境をテーマにしたスタディツアーや講義に参加した中高生も交え、対話を通じて学ぶワークショップです。実際の事例をもとに、参加者が主体的に考え、共有する場となります。
- 15:45 ラップアップ
同時開催「東大キャンパスツアー」
シンポジウムとワークショップの前の時間には、東京大学本郷キャンパスのガイド付きツアーも同時開催されます。11:00〜13:00の間に、東京大学の現役教員や学生がキャンパス内をご案内し、東大でのリアルな学びや研究・教育環境を知る機会になります。進路について考える生徒はもちろん、先生方・保護者の皆様にも楽しんでいただける内容です。
未来を見据えた探究学習とは
探究学習とは、主体的・双方的な学びの中で自ら課題を見つけ、解決策を模索し、深く学んでいく学びのプロセスです。近年、「STEAM教育」や「デザイン思考」といった教育手法とともに、探究学習は次世代の教育現場での重要な要素とされています。このイベントでは、探究学習の意義と具体的な実践方法を学ぶ機会を提供します。
参加方法と申込について
参加をご希望の方は、事前のお申し込みが必要です。お申し込みは下記フォームから、ご連絡ください。定員に限りがございますので、お早めの申し込みをおすすめします。
主催者情報
本イベントは、東京大学大学院情報学環開沼博研究室が主催し、探究学習や地域連携の観点から、教育現場や学術研究における先端的な取り組みを紹介します。開沼研究室では、教育や地域の未来を切り拓くために、探究学習を通じた次世代教育の発展についての研究・実践を行っています。本イベント及び、開沼研究室で実施する研究・教育等に関しては以下までご連絡ください。
- お問い合わせ先:
東京大学大学院情報学環開沼博研究室
Email: kainumalab-group@ecc.u-tokyo.ac.jp