November 24, 2024
女子中高生進路選択イベント 「〈学際的〉ってなんだろう? ー文理融合の視点から情報・テクノロジー・デザインの未来を考えようー」
女子中高生進路選択イベント
「〈学際的〉ってなんだろう? ー文理融合の視点から情報・テクノロジー・デザインの未来を考えようー」

〈学際的〉ってなんだろう? ー文理融合の視点から情報・テクノロジー・デザインの未来を考えようー
【内容】
東京大学大学院情報学環/学際情報学府で研究している素敵な先輩たちのお話を聞き、将来の進路選択について考えてみましょう!
このイベントでは、情報技術とさまざまな分野を融合させた最先端の研究に取り組む4人の先輩たちが、自分の研究テーマについて発表します。「歴史に埋もれていく悲惨な記憶と向き合う」「素材とコンピュータでつくる新しい体験」「「柔らかい」テクノロジー」「「女性のため」の技術ってなんだろう?」などのテーマを扱います。
発表を聞くだけでなく、質問をしたり、先輩たちと直接話し合ったりする機会もあります。社会とテクノロジーの関係、歴史とテクノロジーのつながり、そして新しい体験を生み出すテクノロジーについて、第一線で研究する先輩たちと語り合える機会です。
情報技術が切り拓く未来に興味がある人、大学でどんな研究ができるのか知りたい人、将来の進路で悩んでいる人、多様なロールモデルを見つけたいと思っている人など、ぜひご参加ください。このイベントを通じて、自分の進路や未来について考えるきっかけを見つけましょう。
【概要】
主催:東京大学大学院情報学環ダイバーシティ委員会
日時:2024年11月24日(日)11時~12時
会場:東京大学本郷キャンパス福武ホール地下2階スタジオ2(受付開始10:30)
対象:女子中高生と保護者および中学・高校の引率教員の方
参加費:無料
定員: 現地参加(限定50名)
※定員になり次第受付終了 ※オンライン参加は制限なし
申込み:参加をご希望される方はPeatixにてチケットをお申し込みください。
オンライン視聴の場合も事前の申し込みが必要です。
https://iii-gsii-diversity-2024.peatix.com/
【登壇者プロフィール】
片山実咲
東京大学大学院学際情報学府博士課程在学。国連軍縮部 ユース非核リーダー基金 1期生。同大学/大学院で教育心理学、教育内容開発を修了。広島県出身。高校時代から原爆記憶の継承と核問題に携わり、2014年に国連軍縮会議、2022年にNPT再検討会議等に外務省委嘱ユース非核特使として参加。現在は、特に幼少期を対象にした、テクノロジーを活用した原爆記憶の継承のあり方について研究。
タイトル:「歴史に埋もれていく悲惨な記憶と向き合う」
人々の命を奪い、街を破壊してしまうような「厄災」。世界がより良く変化するためには、多くの人が悲惨な歴史に向き合い、二度と繰り返さないという強い意志を共有することが必要です。私はこれまで広島・長崎の原爆記憶の継承や核兵器問題に向き合ってきました。遠い過去になる歴史を、テクノロジーの力を使ってどのように想起・共有できるのかを探ります。
香川舞衣
東京大学大学院学際情報学府博士課程在学。Human Computer Interactionを専門に、粘土や綿などの柔軟な素材を活用した形状変化インタフェースの開発や、物理素材群を用いたインスタレーション作品の評価手法に関する研究を進めている。特に、素材の質感や動きの違いが人間のインタラクションに与える影響に関心があり、物理素材の特性を活かした新しいユーザ体験の創出に取り組んでいる。
タイトル:「素材とコンピュータでつくる新しい体験」
綿や粘土などの柔らかい素材を使ったコントローラと、物体をたくさん並べて動かすアート作品の開発や評価方法について紹介します。素材や動きが人の感じ方にどのような影響を与えるかを通じて、私たちとコンピュータとの新しい関わり方を探ります。
佐倉玲
東京大学大学院学際情報学府博士課程在学。Human Computer InteractionやDigital Fabricationを専門に、柔軟素材や機能性材料を用いたインタフェースやセンサの研究を行っている。共創的なものづくりにも関心があり、職人や企業、他分野の研究者などとのコラボレーション経験をもつ。
タイトル:「「柔らかい」テクノロジー」
私は私たちとコンピュータとのよりよい関係を目指して「柔らかい」テクノロジーの研究をしています。「柔らかい」という言葉にはいろいろな意味があります。私たちや生き物、モノ、テクノロジーなどがうまく共存する世界のための「柔らかさ」とはどんなものなのか、一緒に考えてみたいと思います。
江連千佳
東京大学大学院学際情報学府修士課程在学。非営利株式会社ピロウ代表取締役。2021年、ショーツをはかないリラックスウェア、”おかえり”ショーツの販売会社として株式会社Essayを起業、代表取締役に就任。2024年”おかえり”ショーツ事業をソーシャルM&A®︎し、社名を株式会社Essayから非営利株式会社ピロウに変更。科学・技術の社会実装におけるジェンダーギャップの解消に取り組む。また、起業の経験を踏まえ、フェムテックの社会的影響についてアカデミックにも探究している。
タイトル:「「女性のため」の技術ってなんだろう?」
月経管理アプリやピル、吸水ショーツ…私たち女性のからだにまつわる技術が増えています。新しい技術が生まれるとワクワクしますよね!でも、技術が社会に出てくると、良い点も改善点も見えてきます。当日は、皆さんと一緒に女性のからだにまつわる技術を色々な視点から考えてみたいと思います。