October 7, 2024
人工知能をめぐる対話 東京大学大学院 情報学環×フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
人工知能は、私たちの日常生活に浸透し、社会や科学技術のありかたをも変革する可能性を示すと同時に、様々な課題を顕在化させています。社会全体に大きなインパクトを与える人工知能の現在と未来、人工知能と社会や文化、法律との関わりについて国内外の第一線で活躍する有識者が集まり、人間とAIが共生する未来について議論します。本討論会は仏大使館が主宰するフランスと日本・韓国・台湾の国際有識者会議の一環として開催されます。
【開催概要】日時 : 2024年10月7日(月) 16時00~18時15分
会場 : 東京大学本郷キャンパス 情報学環•福武ホール 東京都文京区本郷7丁目3−1
入場 : 無料
言語 : 日仏同時通訳付き
【共催】
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、東京大学大学院情報学環、
理化学研究所革新知能統合研究センター科学技術と社会研究チーム
【参加申込】
ご参加に当たっては事前申込が必要です。下記URLよりお申し込みください。
https://ai-tokyofrance.peatix.com/
【登壇者】
司会者:佐倉統 東京大学情報学環教授、理化学研究所革新知能統合研究センターチームリーダー
京都大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)、三菱化成生命科学研究所、横浜国立大学経営学部、フライブルク大学情報社会研究所などを経て2000年より東京大学の現職、2017年より理研のチームリーダーを兼ねる。進化生態学•霊長類学から始まり、生物学史•脳神経倫理学•科学技術社会論なども含めた研究活動を展開中。現在はとくにAIやロボットの社会的•文化的背景に焦点をあてている。著書、『現代思想としての環境問題』(中公新書)、『進化論の挑戦』(角川書店)、『進化論という考えかた』(講談社現代新書)、『人と「機械」をつなぐデザイン』(東京大学出版会)、『便利は人を不幸にする』(新潮社)、『科学とはなにか』(講談社ブルーバックス)など。
アレクサンドラ・べンサムーン フランス大使館招聘ゲスト
Alexandra Bensamoun
ラヴァル大学(ケベック州)およびマドリード自治大学(スペイン)との共同ディプロマで、修士課程2/LL M「基本的知的財産とデジタル技術」を創設•指導。知的財産法およびデジタル法のスペシャリスト。フランス文化省CSPL Aの「有資格者」に任命され、技術的仲介者の責任、公衆への伝達権、人工知能と文化、テキストマイニングとデータマイニングなど、いくつかの任務を率いるほか、2005年の文化表現の多様性に関する条約に関するユネスコの専門家でもある。2023年エリザベス•ボーン首相より人工知能関係省庁間委員会の委員に任命される。人工知能法に関する論文など、数多くの個人的•共同研究プロジェクトの著者である。
矢入郁子
上智大学理工学部情報理工学科教授
東京大学工学部産業機械工学科卒、同大学院工学系研究科産業機械工学専攻修士課程および機械工学専攻博士課程修了。博士(工学)。通信系の国立研究所である情報通信研究機構、上智大学理工学部准教授などを経て、2023年より現職。AI学会元理事。
中川 裕志
理化学研究所 革新知能統合研究センター
東京大学名誉教授,理研•革新知能統合研究センター•社会における人工知能研究グループ社会におけるAI利活用と法制度チームリーダー。人工知能の発展が誘発する社会問題を分析し、対応する法的課題の調査分析および将来の社会における人工知能の位置づけを検討している。1975年に東京大学工学部卒業、1980年に東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。1980年から1999年横浜国立大学勤務、1999年から2018年まで東京大学教授、2018年4月より現職。1990年にスタンフォード大学•言語情報研究センター(CSLI)に客員研究員として滞在。