東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III/GSII

イベント Event

October 19, 2024

東京大学ホームカミングデイ 情報学環・学際情報学府「デザインと研究の『際』」The University of Tokyo Homecoming Day "the Edge of Design and Research

東京大学ホームカミングデイ 情報学環・学際情報学府「デザインと研究の『際』」

東京大学ホームカミングデイ 情報学環・学際情報学府「デザインと研究の『際』」

内容

デザインの実践と学術研究の境界をテーマにした本イベントでは、両者がどのように相互作用し、影響を与え合うのかについて探求します。デザインの実践はしばしば現場での直感的な創造を伴い、一方で学術研究は理論的な枠組みや分析を重視しています。この二つのアプローチが交差することで生まれる新たな知見や、学問的な視点が実践に、あるいは逆方向に与える影響を議論し、デザインの未来について考えます。

さらに,来年の学環25周年に向けて制作した,学環・学府の新ロゴマークを発表いたします。

概要
  • 日時:10/19 16:00-18:00
  • 会場:東京大学大学院 情報学環・福武ホールB2F 福武ラーニングシアター(定員160名)
    〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3
  • 申込み:参加をご希望される方はPeatixにてチケットをお申し込みください。https://iii-gsii-homecoming-2024.peatix.com
  • 主催 大学院情報学環・学際情報学府
登壇者

阿部卓也

愛知淑徳大学創造表現学部准教授。専門はメディア論/デザイナー。博士(学際情報学)。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得満期退学。ポンピドゥーセンターIRI招聘研究員、情報学環特任講師などを経て現職。著書に『杉浦康平と写植の時代』(慶應義塾大学出版会、第77回毎日出版文化賞特別賞、第45回サントリー学芸賞、第45回日本出版学会賞受賞、東京TDC賞2024入選)など。

伊達亘

修士(芸術)、博士(政策・メディア)。フリーランスグラフィックデザイナー、長岡造形大学 造形学部 デザイン学科 助教、東京大学大学院 情報学環 客員研究員(中山未来ファクトリー)。タイポグラフィ表現を基軸としたメディア横断的なデザインワーク、表現開発のための学術研究、デザインやテクノロジー普及のためのワークショップ開発を中心に活動する。世界ポスタートリエンナーレトヤマ、日本タイポグラフィ年鑑 入選など。

Dea Bankova デア・バンコヴァ 

米国選挙からテイラー・スウィフトに至るまで、さまざまなテーマに関するデータビジュアライゼーションをロイターで制作。東京大学渡邉研究室特任研究員として、東日本大震災アーカイブの開発に協力。数学の修士号を取得し、Microsoftでデータサイエンティストとして勤務。専門はデータ可視化、データアートで、ジェネレーティブアートにも関心を持つ。

齋藤 帆奈

現代美術作家。1988生。多摩美術大学工芸学科ガラスコースを卒業後、metaPhorest (biological/biomedia art platform)に参加し、バイオアート領域での活動を開始。現在は東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍(筧康明研究室)。理化学ガラスの制作技法によるガラス造形や、生物、有機物、画像解析等を用いて作品を制作しつつ、研究も行っている。近年では複数種の野生の粘菌を採取、培養し、研究と制作に用いている。主なテーマは、自然/社会、人間/非人間の区分を再考すること、表現者と表現対象の不可分性。

澁谷遊野

2019年東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。東京大学大学院情報学環・特任助教、東京大学空間情報科学研究センター・准教授を経て、2024年より東京大学大学院情報学環・准教授。空間情報、社会情報学などを中心に、都市空間での人々の行動の多様性や行動変容の計測、シミュレーション開発に取り組む。物理・デジタル空間での行動や言説や、高度情報化社会における参加を検討するシビックテックも研究対象としている。yuyashibuya.com

筧康明

インタラクティブ・メディア研究者/アーティスト。慶應義塾大学、MITなどでの活動を経て、2018年より東京大学大学院情報学環にて研究・制作・教育に従事。博士(学際情報学)。物理素材や現象とデジタル技術を掛け合わせ、モノや身体、空間を介した体験を拡張するインタラクティブ・メディアを開発する。エンジニアリング/アート/デザインの分野をまたがって活動を展開し、SIGGRAPH、Ars Electronica Festival、YCAM山口情報芸術センター、ICCなどでの展示や、STARTS PRIZE 2022 Honorable Mention、第23回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞、ACM CHI2017 Best Paper Award、平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞など受賞も多数。https://xlab.iii.u-tokyo.ac.jp

渡邉英徳

東京大学大学院情報学環教授。情報デザインとデジタルアーカイブを研究。首都大学東京システムデザイン学部准教授,ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所客員研究員などを歴任。東京理科大学理工学部建築学科卒業(卒業設計賞受賞),筑波大学大学院システム情報工学研究科博士後期課程 修了。博士(工学)。「ヒロシマ・アーカイブ」「忘れない:震災犠牲者の行動記録」「ウクライナ衛星画像マップ」「能登半島地震フォトグラメトリ・マップ」などを制作。『データを紡いで社会につなぐ』『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』(共著)などを執筆。