東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

イベント Event

November 24, 2013

記録映画アーカイブ・プロジェクト 第11回ワークショップ 「戦後史の切断面(2)ー1968・映像のコミューン」のご案内

日時:2013年11月24日(日)、13:30-18:00(開場は13:00)
場所:東京大学本郷キャンパス 情報学環・福武ホール
福武ラーニングシアター(B2F)
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
定員:180名
申込:入場無料。事前のお申し込みが必要です。
以下のURLよりお申し込みください。
http://www.kirokueiga-archive.com
連絡:記録映画保存センター(運営窓口)
Tel: 03-3222-4249
Email: center_otoiawase@kirokueiga-hozon.jp
主催:東京大学大学院情報学環(記録映画アーカイブ・プロジェクト)

概要:
記録映画のアーカイブを活用して、映像を用いた多様な研究・
教育の可能性を再発見する連続ワークショップ。その第11回は
「戦後史の切断面」シリーズとして、1968年の叛乱する若者た
ちを記録した映画を特集します。

1968年、世界各地で若者たちの叛乱が巻き起こりました。日本
でも、1970年の安保改定を前に、日大・東大をはじめ全国の大
学で大学紛争が燃え上がりました。これからの日本社会や自分
の生き方に向き合った学生、労働者、市民が連帯して、いくつ
もの記録映画が作られました。

今回の特集では、グループびじょん(日本映画新社のスタッフ
有志で結成)が日大闘争をバリケードの内部から記録した「死
者よ来たりて我が退路を断て」、岩波映画労働組合が東大全共
闘と連帯して製作した「69・6・15」など、当時の大学紛争を記
録した貴重な映画の数々を上映します。

ゲストには、「死者よ来たりて我が退路を断て」を演出した北
村隆子氏、「おきなわ」「69・6・15」を構成した井坂能行氏、
『叛乱の60年代』の著者である長崎浩氏らをお迎えし、60年代
の若者の叛乱の歴史的・現代的意義を、記録映画を通して議論
します。

プログラム:
13:00- 開場
13:30- 開会
総合司会:丹羽美之(東京大学)
13:35- 映画上映(約115分)
ニュース映画で見る1969年1月東大安田講堂の攻防
(1968-69年、12分)
「おきなわー日本1968」
(1968年、8分、製作:岩波映画労働組合)
「死者よ来たりて我が退路を断て」
(1969年、64分、製作:グループびじょん)
「69・6・15」
(1969年、10分、製作:東大全共闘映画班・岩波映画労働組合)
「地下広場」
(1969年、90分、製作:広場の一味)*部分上映(約20分)
15:30- 休憩
15:50- 制作者が語る
井坂能行(元岩波映画)
北村隆子(元日映新社)
16:30- パネリスト報告
長崎浩(評論家)
筒井武文(東京藝術大学)
17:20- 全体討論
コーディネーター:吉見俊哉(東京大学)
18:00- 終了