東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

イベント Event

November 19, 2021

第23回 東京大学制作展2021「キョリブレーション」23rd iiiExhibition 2021 "KYOLIBRATION"

東京大学大学院情報学環・学際情報学府は、第23回東京大学制作展「キョリブレーション」を2021年11月19日(金)から23日(火・祝)に開催いたします。東京大学制作展は、学生たちが自らの研究的な関心をもとに表現活動に挑戦する創発的実験の場として始まり、回を重ねるごとに発展を続けています。2021年も、昨年に引き続き物理的な環境ではなくオンライン中心の制作活動に挑戦します。

第23回のコンセプトは「キョリブレーション」。「私とものとの間にはぴったり重なることのない「距離」があり、様々な対象に感じる物理的・心理的な「距離」から、それぞれの個性が浮かび上がる。精度を較正する行為であるキャリブレーションのように、それぞれの「距離」に向き合い、自らの感覚を問い直す。」という想いを込めた展示になっています。

開催概要

正式名称: 第23回 東京大学制作展「キョリブレーション」

日時: 2021年11月19日(金) 〜 11月23日(火)

開催場所: オンライン (https://www.iiiexhibition.com

入場料: 無料

主催: 東京大学大学院情報学環・学際情報学府

ウェブサイト: https://www.iiiexhibition.com

Twitter: https://twitter.com/iiiexhibition/

Facebook: https://www.facebook.com/iiiexhibition

Instagram: http://instagram.com/iiiexhibition/

【お問い合わせ】 制作展広報担当:市倉愛子 ( iiiexhibition2021@gmail.com )

イベント紹介

本制作展では、学生たちによるメディアアート作品展示のほかに、オンラインイベント「東京大学制作展 the Live 〜学術と芸術の交差する現場~」を開催します。

本イベントは二つの企画によって構成されています。皆様ぜひお越しください。

Peatixでチケット(無料)をお申し込みいただくと全てのイベントにご参加いただけます(お申し込みが事前登録となります)。
お申し込み:https://peatix.com/event/3081085/view?k=9ceeb94e7f7811f0e2d5bde4f3ddadffddf6c516

 

第1部:私が作りました。~制作展メンバー座談会~

開催時刻:11月20日(土)16:00-18:30 (①16:00-16:45、②16:50-17:35、③17:45-18:30)
出  演:制作展参加学生

東京大学制作展の最大の特徴として、制作者のほとんどが、普段は学術的研究に取り組む大学生や大学院生、教育部研究生であることが挙げられます。彼らの制作意欲の根底にあるのは学術的関心であり、それらの関心を表現活動に昇華した結果が、今回皆さんにお届けする作品群です。

このイベントでは、制作者自らが自身の作品について紹介するとともに、作品アイデアを着想するに至った過程や制作のルーツを、座談会形式による対話を通じて探ります。また、このイベントは皆様からの質問を随時募集する予定です。作品についての解釈や、制作者本人たちに関する質問を、心よりお待ちしております。

 

第2部:東大が眼差すメディアアートの現在地
-東京大学准教授 筧康明 × ANB代表 山峰潤也 × 東京大学大学院 佐倉玲

開催時刻:11月20日(土)19:00-20:30
出  演:筧康明、山峰潤也、佐倉玲(東京大学大学院学際情報学府・先端表現情報学コース)

学生たちの研究上の関心をもとに表現活動に挑戦するための学際的実践の場として始まった、東京大学制作展。今年で23回を数えるこの展示会は、学術研究の現場、そしてメディアアートの現場にどのような影響を与えることができるのでしょうか。

メディアアート研究をしながらアート制作にも取り組み続けてきた、本制作展の講師でもある筧康明准教授と、キュレーターとしての経験をもとにアートシーンの最前線を盛り上げている山峰潤也氏をゲストとしてお迎えし、制作展出品者のひとりである佐倉玲とともに、制作展の意義や東大がメディアアートに取り組むことの意味、ユニークさを語っていただきます。

《ゲスト》
筧康明
2007年東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。科学技術振興機構さきがけ研究員、慶應義塾大学環境情報学部専任講師、同学部准教授を経て、2018年4月より東京大学大学院情報学環准教授。これまでに株式会社プラプラックス取締役、MIT Media Lab Visiting Associate Professor、大阪芸術大学アートサイエンス学科客員教授などを務め、2016および2017年にはWorld Economic Forum Young Scientistsにも選出。主な受賞にACM CHI2017 Best Paper Award、ACM UIST2017 Honorable Mention、平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞、2012年度グッドデザインBest100、2005年度東京大学総長賞など。

山峰潤也
キュレーター/一般財団法人東京アートアクセラレーション共同代表。東京芸術大学映像研究科修了。東京都写真美術館、金沢21世紀美術館、水戸芸術館を経て現職。パブリックミュージアムのキュレーターとして培った経験を元に、六本木に出来たアートコンプレックス「ANB TOKYO」のディレクションや行政や企業との共同事業、アーティストコレクティブ、展覧会企画など、新たな方向で邁進中。主な展覧会に「見えない世界の見つめ方」(2011)「恵比寿映像祭(4回–7回)」(2012–2015、以上東京都写真美術館)、「ハロー・ワールドポスト・ヒューマン時代に向けて」(2018)、「霧の抵抗 中谷芙二子(2018–19、水戸芸術館現代美術ギャラリー)。ゲストキュレーターとして、SHARING FOOTSTEPS(2015、韓国、Youngeun Museum of Contemporary Art)、Eco Expanded City(2016、ポーランド、WROセンター)などに参加。2015年度文科省学芸員等在外派遣研修員。アーティストコレクティブTokyo Photographic Research副代表。