東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

イベント Event

October 9, 2014

シンポジウム 《3.11後の原子力を考える ──私たちはどこで、なぜ間違えたのか、これからどうすればよいのか?》

●シンポジウム
《3.11後の原子力を考える
──私たちはどこで、なぜ間違えたのか、これからどうすればよいのか?》
【日時】平成26年10月9日(木)、15時〜19時
【場所】東京大学本郷キャンパス 情報学環福武ホール
【登壇者】
チャールズ・カスト(元・米国原子力規制委員会日本担当)
船橋洋一(民間事故調プログラムディレクター、ジャーナリスト)
鈴木達治郎(前・原子力委員会委員長代理、長崎大学教授)
福山哲郎(元・内閣官房副長官、参議院議員)
黒川清(国会事故調委員長、東京大学名誉教授)[交渉中]
【司会】
カイル・クリーヴランド(テンプル大学日本校現代アジア研究所副所長)
佐倉統(東京大学大学院情報学環教授)
【目的】
2011 年の東日本大震災によって生じた福島第一原発事故は、多数の避難民を生み、行政と専門家に対する社会からの信頼を失墜させ、日本社会に大きな亀裂をもたら した。その傷は、今なお癒えていない。原発事故後の国、自治体、学術団体、各種専門家の対応は有効なものではなく、むしろ大きな混乱と被害をもたらしたと して非難されている。
 私たちは、日本社会は、なぜこのような事態を招来してしまったのか? どこをどのように改めることが必要な のか? 近い将来、震災やそれに付随する重大事故は、また生じるだろう。その際、同じ轍を繰り返さないためにも、今回の失敗の原因を明確に分析し、有効な 対応を備えておく必要がある。
 このシンポジウムでは、事故当時に日本の原子力行政の中枢の近くで活躍していた人たちを中心にパネ ルを構成し、事故への対応の過程を再構成しつつ、「私たちの失敗」の実態を明らかにし、来るべき次への対応を検討する。これは科学コミュニケーションとリ スク・コミュニケーションの今後のあり方を探る上で、欠くことのできない作業である。
【使用言語】
英語、日本語(同時通訳あり)
【主催】
東京大学大学院情報学環佐倉研究室
テンプル大学日本校現代アジア研究所
【参加申し込み】
参加は無料ですが、下記より参加登録をお願いします(締め切り10月2日17時)