October 4, 2014
災害と報道研究会・東京大学総合防災情報研究センター共催 ラウンド・テーブル(意見交換会) 「震災後のマスメディア報道―何が変わり、何を変えるべきか 3・11後の報道各社の制度的・組織的改革について」
【ラウンド・テーブル・パネリスト】
桶田敦 (TBSテレビ情報制作局次長兼解説委員)
渥美好司 (朝日新聞報道局原子力担当)
平井美智子(石巻日日新聞社 取締役報道部部長)
藤代裕之 (法政大学社会学部メディア社会学科准教授)
今井照 (福島大学行政政策学類教授)
【災害と報道研究会メンバー】
林香里 (東京大学大学院情報学環教授)
五十嵐浩司(大妻女子大学文学部教授)
奥村信幸 (武蔵大学社会学部教授)
田中淳 (東京大学大学院情報学環教授・総合防災情報研究センター長)
【日時】 2014年10月4日(土曜日)午後1時半~5時半まで
【場所】 東京大学伊藤国際学術センター3階中教室
http://www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/access.html
*事前申込不要。お問い合わせは下記のメールアドレス宛にご連絡ください
林香里研究室(幹事)iii.media.studies@gmail.com
【開催概要】
東日本大震災発災当時、国民の多くは津波や地震、放射能汚染に関する情報について、マスメディアを情報源として利用していたことが明らかになっています。そこで、発災から3年の節目に際して、研究者有志で「災害と報道研究会」を立ち上げ、主に全国紙、在京キー局の編集/経営幹部への体系的な聞き取り調査を進めてきました。調査項目は、3・11発災当時のマスメディア各社の初動体制、長期化する復興過程及び放射能汚染問題での報道方針、記者たちの労働・健康管理、組織的改革や取組みなど、多岐に渡ります。
今年度前半に行ったヒアリングでは、メディア組織によっては、震災後に災害情報報道の見直しと体制強化が見られます。他方で、さまざまな課題も浮かび上がってきました。このラウンド・テーブルは、進行中の本研究をより多角的な視点から発展させるために、上記の課題について、異なった分野の識者、専門家から調査への示唆やご提案をいただき、また、会場のみなさまとともにテーマを掘り下げようと企画しました。
これまで明らかになった点をもとに、みなさまと活発に意見交換をしたいと思います。ふるってご参加ください。
この企画は科研費(A)「リスク認知とソーシャルメディア情報拡散過程の進化論的解明:基礎研究から社会実装へ」(課題番号25245064、研究代表者 佐倉統)の助成を受けています。