January 22, 2015
情報行動論セミナー
情報行動論セミナー(参加無料、予約不要) 題目: カフェ型ヘルスコミュニケーションにおける市民・患者と 医療専門職の変容的学習 講師: 孫 大輔 先生(東京大学大学院医学系研究科 医学教育国際研究センター) 日時: 2015年1月22日(木) 18時30分~20時00分 場所: 東京大学 福武ホールB2 ラーニングスタジオ2 概要: 情報や立場の非対称性が大きい市民・患者と医療専門職の間には いまだ大きな溝が横たわっており、医療機関以外で双方が対話を 行うことができる機会は限られている。ワールドカフェなど、 少人数での対話形式を基本として多様な背景の人が自由に意見を 述べ合うことができる「カフェ型ヘルスコミュニケーション」は、 参加者に「変容的学習」を促すことができ、その結果、立場の違う 他者への深い理解や、市民・患者のヘルスリテラシーの向上を もたらす可能性があることを、筆者は過去のカフェ活動参加者への 質問紙調査による心理測定的研究によって示した。 今回の講演では、このカフェ型ヘルスコミュニケーションが 参加する個人に及ぼす効果のみならず、地域における実践と その可能性について考えてみたい。 主催: 東京大学大学院情報学環 石崎研究室