July 25, 2024
UTalk：大学と地域をつなぐカフェイベントUTalk: A Cafe Event Connecting the University and the Community
情報学環・福武ホールでは毎月第二土曜日にUTalkというカフェイベントを開催しています。会場は福武ホール内にあるUTカフェ・ベルトレルージュ。毎回1人、東京大学の教員をゲストとして招き、一般参加の方々と共に研究について話を聞いたり、おしゃべりしたりする集まりです。2008年の福武ホール竣工時より開催しており、2024年7月で第196回を迎えます。第196回のテーマは「熱エンジンに魅せられた理論家」です。ゲストの専門分野はさまざまで、過去には「2.5次元舞台と女性ファン文化」という回もありました。
UTalkのような実践は教育学から見れば大学開放としての「公開講座」の一種となり、科学コミュニケーション論から見れば「サイエンスカフェ」の一種となります。その中でもUTalkの特徴は「人を知ってもらうこと」にあると考えています。UTalkではプロジェクター投影によるプレゼンテーションは行わないし、資料配付も極力行いません。参加者は最大でも15人で、意図的に小規模にしています。そこには、生身の研究者を知り、膝を突き合わせて話す機会をつくりたいという思いがあります。
参加者の方からは「はじめて大学に来た」「ひさびさに大学に戻ってきた」という言葉をよくいただきます。そもそも福武ホールという建物自体が赤門のすぐ脇にあり、大学と地域の境界に位置しています。その中でUTalkも大学と地域をつなぐカフェイベントとして末永く開き続けていきたいです。
記事：杉山昂平 (特任研究員)
UTalk is a talk series held on the second Saturday of every month at Fukutake Hall.
It takes place in UTcafe BERTHOLLE Rouge and invites a faculty member from the University of Tokyo to talk about his or her research to a general audience.
These events have been held since 2008 and will be held for the 196th time in July 2024.
The theme of the 196th session will be “A Theorist Enchanted by Heat Engines”.
The talks emphasize personal interaction, avoiding presentations and extensive handouts, and attendance is limited to a maximum of 15 people.
Located at the intersection of the university and the community, UTalk aims to continue to serve as a bridge between the two.
Attendees often remark that it is their first visit to the university or a return after a long time, highlighting the talk series’ role in connecting the university to the local community.
Text：SUGIYAMA Kohei（Project Researcher）
English proofreading: David Buist (Project Senior Specialist)
主担当教員Associated Faculty Members
教授
山内 祐平
- 文化・人間情報学コース
- アジア情報社会コース
Professor
YAMAUCHI, Yuhei
- Cultural and human information studies course
- ITASIA program