教授
山内 祐平
Professor
YAMAUCHI, Yuhei
LAB WEBSITE
- 文化・人間情報学コース
- アジア情報社会コース
研究テーマ
- 学習環境デザイン
- 区分:
- 学環所属(基幹・流動教員)
- Cultural and human information studies course
- ITASIA program
Research Theme
- Design of the Learning Environment
- Position:
- III Faculty (Core & Mobile)
- 略歴
1967年 愛媛県生まれ
大阪大学大学院 人間科学研究科 博士後期課程中退
大阪大学 助手、茨城大学人文学部 講師・助教授を経て、
2000年 東京大学大学院 情報学環 准教授
- 学環の研究事業
学習環境のデザイン
大量の知識が日常的に流通し、再編成される情報化社会において、人間が自らの姿を変えていくための営みとして「学習」の意義はますます重要になって います。学習者を、自らの学びを積極的に創り出す存在としてとらえ、そのプロセスを支援する空間・活動・共同体・人工物のあり方について、教育学の知見を 基盤とした学際的なアプローチによって研究していきたいと考えています。
研究の概要
○ 空間
ラーニングスタジオやメディアセンターなど、新しい学習空間に関する研究を行っています。駒場キャンパスに2007年 5月にオープンしたKALS(駒場アクティブラーニングスタジオ)や、2008年3月オープンの情報学環・福武ホールの学習空間をデザインしました。
○ 活動
ワークショップ型学習のデザイン原則や評価方法など、学習を誘発する活動のあり方に関する研究を行っています。
○ 共同体
Wengerの実践共同体概念を援用しながら、学習コミュニティの組織論・経営論に関する研究を行っています。
○ 人工物
マルチメディア教材からユビキタス学習システムまで、空間・活動・共同体と学習をつなぐ人工物の設計に関する研究を行っています。
研究プロジェクト
○ ベネッセ先端教育技術学講座
東京大学 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座(BEAT)は、モバイル・ユビキタス学習環境を中心とした、学習の文脈にフィットした学習環境の研究を行っています。三葉虫 の化石が持ち方によって様々に語る「Monogatari」システムや、高校生に適切な学び方をアドバイスする「学習ナビ」システムを開発しました。
(http://beatiii.jp/)
○ 福武ホールアフィリエイトプログラム
2008年度から、情報学環・福武ホールを基盤とした新しい学習環境創出のための産学・社学連携研究を展開しています。パートナー企業として、コク ヨファニチャー株式会社(学習と創造を誘発する大学の学習空間に関する研究)、CSK株式会社(社会貢献事業であるワークショッププログラムCAMPに関 する研究)、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ(ワークショップによるコミュニケーションプロセスに関する研究)パートナーNPOとして、 CANVAS, Educe Technologies, 学習環境デザイン工房を迎え、情報学環・福武ホールを新しい学びの場の拠点にしていきます。
○ 進学を考えている方へ
教育が専門でなくても、新しい学びの形を創りたいという「問題意識」と、アイデアを実現するための「道具」をお持ちの方であれば、ぜひ研究室に来て話しをしてみてください。教育内容や対象になる学習者に制限はありません。