東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

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October 27, 2023

サイエンスアゴラ2023へ学府学生が出展しますParticipation of GSII Students at Science Agora 2023

2023年11月18日と19日にお台場で実施される、国内最大級の科学コミュニケーションイベント「サイエンスアゴラ2023」に、学際情報学府の学生が出展します。

サイエンスアゴラは、年齢や国籍を超えた様々な人たちが集まって対話することで、これからの「社会とともにある科学」と「科学とともにある社会」を考えるイベントです。2日間を通じて行われるブース企画と、時間を区切って実施されるセッションがあります。2006年から毎年行われており、今年で18回目になります。

本年度は、学際情報学府から4名の学生(藤本研究室から2名、苗村研究室から2名)が、サイエンスアゴラにセッションやブースを出展して、研究内容の発表やワークショップを行います。ぜひご来場ください。

学際情報学府に関連するセッション・ブースは以下のとおりです。

● セッション「研究のグレーゾーンについて考える!カードゲーム「QRP GAME」を使った対話型ワークショップ」(大空理人さん・藤本研M2が出展・講師として参加)
● セッション・ブース「Minecraftで発想力を鍛えよう!電気の未来をつくりだせ!」(濱田璃奈さん・藤本研M1が出展・講師として参加)
● ブース「猫好き集まれ!猫と一緒に新しいコミュニケーションを探してみよう。」(中橋侑里さん・苗村研M2が出展)
● ブース「ふれてみよう!未知なる価値への冒険」(中條麟太郎さん・苗村研M1が出展)

 

《サイエンスアゴラ2023 概要》

【日時】 2023年11月18日(土)〜19日(日) から、企画ごとに特定の時間で実施
【会場】お台場・テレコムセンタービル(ゆりかもめ「テレコムセンター」駅直結)
【主催】科学技術振興機構(JST)
【参加費】無料
【申込】原則事前登録制(一部セッションは個別の登録が必要)
【公式ウェブサイト】https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/2023/

 

《関連する出展の詳細》

研究のグレーゾーンについて考える!カードゲーム「QRP GAME」を使った対話型ワークショップ ★注目企画
出展者名: 東京大学 ELSI Game Lab&藤本徹研究室(Ludix Lab)
実施日時: 11月18日(土)11:00-12:30

研究倫理と聞くと、難しい、厳しいという印象を持つ方も多いのではないでしょうか?そこで、こうしたネガティブなイメージを払拭し、楽しみながら研究倫理に対する考えを深めるために、このゲームは開発されました。「QRP GAME」は、“疑わしい研究行為(通称QRP)“をテーマにしたカードゲームです。研究のグレーゾーンを判断することは、大学・企業等の研究者だけでなく、レポートを執筆する学生や自由研究を行う児童生徒にも必要なスキルです。多様な世代が、個々の体験や意見を混ぜ合わせながら、どんな研究行為が良いのか/良くないのかを一緒に探究することで、より良い研究成果のアウトプットと科学界全体の発展に寄与します。

 

Minecraftで発想力を鍛えよう!電気の未来をつくりだせ!
出展者名: 正頭英和・Minecraftカップ運営委員会・JST-RISTEX
実施日時:
(ブース)11月18日(土)・19日(日)10:00-17:00
(セッション1)【小学4-6年生推奨】11/18(土)10:30-12:30(講師:正頭英和)
(セッション2)【中学生推奨】11/18(土)14:30-16:30(講師:正頭英和)
(セッション3)【小学4-6年生推奨】11/19(日)10:30-12:30(講師:濱田璃奈)
(セッション4)【中学生推奨】11/19(日)14:30-16:30(講師:濱田璃奈)

「Minecraft(マインクラフト)」は立方体のブロックで構成された仮想空間の中で、プログラミングによって「ワールド」を作り上げる人気のゲームです。これを授業で利用するために開発されたのが教育版マインクラフト。デジタルなものづくりを体験しながら探求心、プログラミング思考、想像力などの成長を促すツールです。この教育版マインクラフトを用い、電気料金の高騰が続く今だからこそ知りたい「発電のしくみ」を楽しく学べるワークショップを開催します!

この企画は、先着順でチケットをお申し込みいただいた方のみご参加いただけます。以下のPeatixイベントページよりお申し込みください。
https://peatix.com/event/3722265/view
(10/27(金)正午頃〜お申し込み受付開始、参加費無料)

 

猫好き集まれ!猫と一緒に新しいコミュニケーションを探してみよう。
出展者名: 中橋侑里
実施日時: 11月19日(日)10:00-17:00

都市を中心に、人々の作り出す音が増え続けている。これらの音は都市に住む他の生物の音をかき消している。その結果、生物たちは仲間同士でのコミュニケーションが難しくなり、一部の生物は姿を消している。
家電やスマホなど、家の中ではたくさんの音が鳴り響く。ここで、一緒に暮らす猫たちを観察してみよう。猫たちはじっと見つめたり、体をすりすりしたりして何かを伝えてくる。
展示ブースでは、猫が立てる音に耳を傾け、猫から音の立て方を学びながら、小さな音の世界に潜り込む。猫のコミュニケーションをヒントにして、私たちも”ささやかな伝え方”を考えてみよう。

 

ふれてみよう!未知なる価値への冒険 ★注目企画
出展者名: メルカリ・東京大学の共同研究「価値交換工学」
実施日時: 11月18日(土)・19日(日)10:00-17:00

メルカリと東京大学の共同研究「価値交換工学」では、あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる”価値の循環社会”の実現に向けて、「価値の分析・生成・交換」の3つのビジョンに基づいた研究課題に取り組んでいます。
本展示では、「心が通じ合う未来のチャット」「中古利用:持続可能へのセカンドチャンス」「インクルーシブな乗りもの」「折り紙構造を活用したサスティナブルな折り紙シート」「片付けを促すARアプリ」の5つテーマを体験いただきながら、みなさんと「価値が循環する社会ってどんなものだろう?」「人のどんな可能性が広がると豊かな社会になるだろう?」について考える対話の場を提案します。