東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

ニュース News

December 27, 2022

秋山 真鈴さん(社会情報学コース 修士課程2年 山口いつ子研究室)らが「モビリティを活用したビジネス・イノベーション・コンテスト」にて「最優秀賞」「MRI賞」「デジタル庁 モビリティ班 特別賞」をトリプル受賞しました

「モビリティを活用したビジネス・イノベーション・コンテスト」(M-BIC)は、一般社団法人モビリティ・イノベーション・アライアンス、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構、同志社大学モビリティ研究センターが主催、内閣府・デジタル庁の後援、民間企業・団体の協賛を受けて実施されました。全国10校の大学・大学院・高専から参加した学生たちは、半年間をかけて議論し、新たなビジネスプランを創り上げてきました。12月10日に開催された最終審査会では、審査員および会場・オンライン合わせて110名以上の聴衆を前に、プレゼンテーションが行われました。

その結果、秋山真鈴さん(社会情報学コース修士課程2年・山口いつ子研究室)と鈴木暢英さん (医学部 医学科5年) のチームLINGが、「最優秀賞」「MRI賞 (三菱総合研究所)」「デジタル庁 モビリティ班特別賞」を受賞しました。

 

秋山さんと鈴木さんのチーム LINGのビジネスアイデア:

「V-park バーチャル駐車場」

「V-park」は、自動運転によって実現する「いつでもどこでも使える駐車場」。
空き地やコインパーキングなど、どこでも駐車することができ、駐車場を探す必要はありません。ファミレスや店舗の駐車場も、利用客が少ない時間帯に収益を得ることを可能とし、土地の有効活用ができます。目的地に到着時は、無人になった車両が自律的に最適な駐車スペースに移動し、帰り道も、車両は指定された場所に迎えにきます。また、駐車場所から玄関前まで車両を呼び出すことができるので、自宅の駐車場は不要です。
V-parkは、これまでにない土地利用を提案し、自動運転車が普及したモビリティ社会において、持続可能な社会の基盤となるビジネスモデルとなります。

 

秋山真鈴さんのコメント:

この度は、M-BICで表彰され、誠に光栄です。関係者の皆さま、共同発表者の鈴木さん、ありがとうございました。勉強会では、自動運転の最新技術や法制度、民間企業の取り組みを学ぶことができ、貴重な経験となりました。今後も交通課題の解決に向けて、研究を深めていきたいと思います。

 

〈LINKS〉

自動運転を活用したビジネスアイデアのコンテスト M-BIC2022の各賞受賞者が決定!(PR TIMES)
最終審査会 交通毎日新聞に掲載 (M-BICサイト内に転載)
「V-parkバーチャル駐車場」に最優秀賞!自動運転ビジネスコンテスト (自動運転LAB)