東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

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February 14, 2022

大井将生さん(文化・人間情報学コース修士2年・渡邉研究室)らの活動が「Linked Open Data チャレンジ Japan 2021」にて最優秀賞とコミュニティ賞を受賞しました

大井将生さん(文化・人間情報学コース修士2年・渡邉研究室)らの活動が「Linked Open Data チャレンジ Japan 2021」において最優秀賞とコミュニティ賞を受賞しました。

Linked Open Data チャレンジ Japan 2021 は、新たなデータづくり、データ公開・共有の仕掛けやオープンデータ活用のアイディア、アプリケーションなどを「作品」として募集するものです。2021年8月16日から12月15日の期間内に、計59作品が応募されました。

最優秀賞:「学習指導要領LOD」(高久 雅生、大井 将生、榎本 聡、江草 由佳、有山 裕美子、阿児 雄之)

GIGAスクール構想が推進される中で、デジタル庁が中心となり「教育データ利活用ロードマップ」を公開しており、日本の教育における「教育DX」に注目が集まっています。 そうした中で、初等・中等教育の学習指導要領と教育要領の内容・コード表という教科の設計図がLOD化されている意味は大きいと思います。 指導要領及びコードにURIが付与されるので、「教科書LOD」などとの連携による教育データの利活用の活発化が期待されます。

コミュニティ賞:「S×UKILAM Primary Source Sets スキラム連携:多様な資料を活用した教材アーカイブ」(大井 将生)
本作品には、学びのネットワーク構築を目指して、図書館・博物館・文書館などの多様な資料を活用することで教材コンテンツを整備する活動の成果物がまとめられています。 オープンデータを利用した教材コンテンツを整備し、それらの活用を広める活動は、オープンデータの価値を高めるとともに社会における普及と整備促進に大いに役立ちます。さらに、IIIFに対応した活用性の高いアーカイブを構築していることも評価しました。今後、継続的な活動でコンテンツが拡充されること、また学習指導要領コードなどと連携したLODとして発展することを期待します。