文化・人間情報学コース修士課程２年の高友康さんと筧康明准教授の共著の発表「大爆走！オーディオレーシング: 音楽のパンニングを通した方向提示によるレーシング型オーディオゲームの提案」が情報処理学会エンタテインメントコンピューティング2021（EC2021）にて論文賞、およびベストプレゼンテーション賞を受賞しました。

論文賞は当シンポジウムにおける発表の中から論文の質を判断して表彰される賞であり、ベストプレゼンテーションは発表の質を判断して表彰されるものです。

今回発表した研究の概要:
視覚情報を用いずに音声のみでプレイするオーディオゲームにおいて、位置や向きをプレイヤが自由に操作しながら走行できる新たなレーシングゲームを提案・実装しました。ゲーム内での音楽の連続的なパンニングをコース形状の手がかりとして用い、音の聞こえる方向へハンドルを操作することでコース走行を可能にしました。また、自然で適切な難易度でのゲーム体験のために、走行補助や状況提示などのサウンド設計を提案しました。さらに、オンライン、オンサイトでの展示を通して体験したプレイヤからのフィードバックについても報告したものです。

高さんのコメント:
初めての学会発表でとても緊張していましたが、自分で制作したゲームが研究として評価され、大変嬉しく思います！！