東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

研究Research

February 15, 2019

広島県と情報学環の共催による「イノベーションサミット2019」開催“Innovation Summit 2019” jointly held by Hiroshima Prefecture and the III

広島県と東京大学大学院情報学環は、2018年10月に技術交流・学術交流のための提携を締結しました。この度、2019年2月7日に、この提携の一環として、広島県と東京大学大学院情報学環が共催する「イノベーションサミット2019」を広島市内クレドホールにて、KDDI株式会社のご協力で開催を致しました。390名の参加者があり、広島県民の方々にこの取り組みに対する高い関心があることがわかりました。

東京大学大学院情報学環では、地域の社会課題を解決するため情報学を広く社会実装に利活用する取り組みを進めています。広島県は、雇用や所得を生むイノベーションの推進を県政の柱と位置付け、「イノベーション立県」の実現を目指しています。

連携協定を締結している広島県と東京大学大学院情報学環は、広島県の新たなビジネスサービスの創出に資する取組を推進するため、今回、この取組の一環として、「イノベーションサミット2019」において、「イノベーション」をテーマとした基調講演とパネルディスカッション(第1部)、スタートアップ企業によるビジネスプランのプレゼンテーション(第2部)を開催しました。

第一部では、松尾豊先生による人工知能の利活用に関する基調講演と、湯崎英彦県知事、中尾彰宏教授、加藤百合子社長、田村大氏によるパネルディスカッションがあり、地域の農業・漁業などの一次産業に対して、最新の情報通信技術・AI/IoT技術・防災減災技術など、情報技術の利活用事例を元に、今後の情報技術と地域創生の在り方について白熱した議論が展開されました。第二部では、スタートアップ企業によるピッチイベントが開催され、地場のスタートアップ企業の取り組みに対して、会場の投票、および、審査による表彰があり、大変に盛り上がりました。

今回のイベントを通して、広島県と東京大学大学院情報学環は、情報技術の地域課題の解決のための利活用、および、社会実装の重要性を再認識し、今後も情報学を中心とする連携をますます深めていくことを確認致しました。

今回のイノベーションサミット2019のプログラムは以下の通りです(敬称略)。

【第1部】
◆ 13時00分~: オープニングトーク
 ・広島県知事 湯崎英彦
 ・東京大学大学院情報学環教授(学際情報学専攻長) 中尾彰宏

◆ 13時10分~: スポンサー挨拶
 ・KDDI株式会社 執行役員常務 技術統括本部 技術企画本部長 赤木篤志

◆ 13時15分~: 基調講演 「人工知能が日本の産業競争力を強くする~イノベーションを地方から起こす!」
 ・東京大学大学院工学系研究科特任准教授 松尾豊

◆ 14時25分~: パネルディスカッション「テクノロジーが拓く未来~情報技術と地域創生」
 ・広島県知事 湯崎英彦(登壇者)
 ・東京大学大学院情報学環教授(学際情報学専攻長) 中尾彰宏(登壇者)
 ・株式会社エムスクエア・ラボ 代表取締役社長 加藤百合子(登壇者)
 ・株式会社リ・パブリック 田村大(モデレーター)

【第2部】
◆ 15時30分~: ピッチイベント KDDI ∞ Labo MeetUP
 - スタートアップ企業によるビジネスプランのプレゼンテーション –
 <登壇者> 県内スタートアップ企業
 <審査員>
 ・KDDI株式会社ビジネスインキュベーション推進部部長 KDDI∞Labo長 中馬和彦
 ・マツダ株式会社執行役員 梅下隆一
 ・カルビー株式会社 Calbee Future Labo クリエイティブ・ディレクター 山邊昌太郎
 ・株式会社リ・パブリック 共同代表 田村大
 ・三井不動産株式会社ベンチャー共創事業部 31Ventures パートナー 山本隆史
 ・広島県商工労働局イノベーション推進部長 上丸敦仁

記事:中尾彰宏(教授)

Hiroshima Prefecture and the III signed a partnership for technical and academic exchanges in October 2018. On February 7, 2019, as part of this partnership, we jointly held “Innovation Summit 2019” at Cred Hall in Hiroshima City, sponsored by KDDI Corporation. As many as 390 people attended the summit, indicating that the partnership has gained much attention and high expectations among people in the region.

We, the III, are making expansive efforts to utilize informatics in order to solve local social problems. Hiroshima prefecture has positioned innovations that encourage employment and profits as the pillar of local government policy with the aim of becoming an “innovation prefecture”.

The summit event consisted of two parts: a keynote presentation and panel discussion on “innovation” followed by presentations by local start-up companies on their business plans.

Through this event, Hiroshima Prefecture and the University of Tokyo have affirmed the significance of applying information technologies to solving regional social problems and challenges. We confirmed that we will strengthen our cooperation on information technologies even further.

Text: Akihiro Nakao (Professor)
Proofreading: David Buist (Project senior specialist)


主担当教員Associated Faculty Members

教授

中尾 彰宏
  • 総合分析情報学コース
  • 生物統計情報学コース

Professor

NAKAO, Akihiro
  • Applied computer science course
  • Biostatistics and bioinformatics course