東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

研究Research

November 9, 2017

エグゼクティブ・プログラム15Executive Program 15

Since 2015, the Executive Program has been offered under the auspices of the GSII for all graduate students. Undergraduate students are also accepted as auditors. This program offers attractive classes by professors from various departments of the University of Tokyo and outside of the university. On September 28, Project Professor of the III and the coordinator of the program, Hiroshi Harashima gave an introductory talk entitled “Technology, Science and Culture”. On October 5, the former President of the University of Tokyo, Junichi Hamada delivered a lecture entitled “From Static to Dynamic Knowledge: Science, Technology and Law”.

社会人向けプログラムとして実施されている東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(東大EMP)と同様の趣旨の教育プログラムを、東京大学の学生にも提供するよう開講されたのがこのエグゼクティブ・プログラムです。2009年に大学本部主体で開講されていたエグゼクティブ・プログラムを、2015年度より学際情報学府で開講することとなりました。

学際情報学府での開講は、2015年度冬学期の集中講義から数えて今回で5回目になります。この講義は大学院共通授業科目として設置されており、全大学院学生の履修が可能です。また、学部学生の聴講も可能となっています。文系理系を問わず、大学院学生が自らの専門を越え幅広い視野を培い、専門の違う仲間と交流しつつ学ぶことにより、課題設定や課題解決能力を身につけることを目的としています。

東京大学はもちろん、外部からも魅力ある講師を迎え、S1S2とA1A2にそれぞれ1科目ずつ、独立した大学院共通授業科目として開講し、それぞれの科目を履修することにより授業の目標が達成できるよう構成されています。また、学期中に2回の討論の場を設け、学生同士、また講師との交流の場を提供しています。更には、学生同士で授業の組み立てなどを討論する場も設け、積極的に授業への参加を呼び掛けています。

2017年度A1A2学期の初回講義はこの講義のコーディネータである、原島博情報学環特任教授によるガイダンスを行い、その後、「技術と科学、そして文化」と題しての講義を行いました。第2回目は、濱田純一前東京大学総長の「スタティックな知からダイナミックな知へー科学技術と法」と題しての講義がありました。今後も魅力的な講義が続きます。是非、皆様の履修をお待ちしております。

記事:小田歩美(特任専門職員)
写真:橋岡秀彬(博士課程、理学系研究科)
英文校正:デイビッド・ビュースト(特任専門員)