東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

教員 Faculty

教授

水越 伸

Professor

MIZUKOSHI, Shin

LAB WEBSITE

Media Biotope
http://www.mediabiotope.com/

  • アジア情報社会コース
  • 情報学環教育部
  • 文化・人間情報学コース

研究テーマ

  • ソシオ・メディア論
区分:
学環所属(基幹・流動職員)
所属:
情報学環
  • ITASIA program
  • Undergraduate research student program
  • Cultural and human information studies course

Research Theme

  • Socio-Media Studies
Position: 
III Faculty (Core & Mobile)
Department: 
Interfaculty Initiative in Information Studies
略歴

1963年 三重県桑名市生まれ、石川県金沢市育ち

筑波大学比較文化学類 卒業(在学中からデザイン会社で人類学的調査研究と商品企画に従事)

東京大学大学院 社会学研究科 博士課程中退、

東京大学新聞研究所 助手を経て、

1993年 東京大学社会情報研究所 助教授

1996年 米国・コロンビア大学ジャーナリズム・スクール 客員研究員(~1997年)

2000年 東京大学大学院 情報学環 助教授

2009年 東京大学大学院 情報学環 教授

主要業績

詳細な業績は水越伸の縁(publication)をご覧ください。

学環の研究事業
関連リンク

http://shinmizukoshi.net


研究テーマ

メディアの生成、展開のダイナミズムを、情報技術のみに注目するのではなく、人間や社会の側からとらえていく「ソシオ・メディア論」に取り組んでき ました。もともと社会史的、人類学的なアプローチを取りながら、放送からモバイルにいたるまで、多様なメディアの生産と消費の現場をフィールドワークして きました。現在はそこからさらに一歩踏みだし、歴史的、思想的、実証的な知見を踏まえながらも、ワークショップなどのデザイン、プロデュースを通して日常 生活におけるメディアと人間の関わり方を異化し、組み替えていくような実践的研究(批判的メディア実践=critical media practice)を展開しつつあります。

 

すなわち、歴史的、思想的、実証的な研究(分析知)と、実践的、デザイン的な研究(創造知)を結びつけ、新しい時代のメディアとコミュニケーションをめぐる研究領域を生みだそうと、日々格闘しているところです。

 

おもな研究プロジェクト

いくつかの研究プロジェクトを展開していますが、それらは有機的に連関しています。水越研究室のウェブサイト、「メディア・ビオトープ」<http://www.mediabiotope.com>から詳細をチェックできます!

 

○ Media Exprimo

「 情報があふれる社会」から「表現が編みあがる社会」へ!市民のメディア表現を、より豊かに、持続的に育むことをめざした、情報デザイン、人工知能、SNS関連の研究者らとの文理越境型の学際的研究プロジェクト。

 

○ MoDe Project=Mobiling Designing Project

モバイル・メディアの文化とリテラシーについて、歴史社会的、比較文化的な研究とデザイン研究を組み合わせた「批判的実践研究」。韓国、台湾、ノルウェイ、フィンランドなどの仲間と国際的連携。

 

○ Mass & Communication

マス・メディア、ジャーナリズムとメディア・リテラシーの関わりについて内外で展開している実践的研究。ローカル民放局、キー局などと、送り手と受け手の協働的メディア・リテラシーを生み出す試みをしています。

 

○ MELL Platz <http://www.mellplatz.com>

メディア表現、リテラシーの内外の実践や研究を結びつけ、連携をはかっていくための広場。MELL Projectの後継活動です。

 

大学院生のみなさんへ一言

重い思想的な悩みを抱えながら、軽いフットワークで動ける人に期待しています。本当の思想は、実践のリアリティの中で初めて鍛えられるからです。メ ディアをめぐる現象の分析や解釈に留まるのではなく、市民社会の中で、新しいメディアを育み、コミュニケーションの回路を切り開いていくことに立ち向かっ ていく姿勢を持つ人を望んでいます。 指導院生には、メディアの歴史社会的な研究を進める人たち、メディアの送り手やメディア表現の現場をフィールドワークする人類学的な研究を進める人たち、 オルタナティブ・メディアや市民メディア、メディア・デザインを展開するための実践的な研究を進める人たちの三系統の人々がいます。メディアの現場を愛し ていながら、しかも批判的にとらえようとする「批判的実践者」が多く、ゼミや呑み会や実践ワークショップなどを繰り広げながら、厳しくも相当に濃密で愉快 な共同体を形成しています。僕自身も日々、そのなかで学んでいます。