教授
須田 義大
Professor
SUDA, Yoshihiro
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- 先端表現情報学コース
研究テーマ
- 車両の運動と制御
- 区分:
- 学内兼担・授業担当教員
- Emerging design and informatics course
Research Theme
- Vehicle Dynamics and Control
- Position:
- Affiliated Faculty
- 略歴
1987年東京大学大学院博士課程(産業機械工学)修了。法政大学准教授、カナダクイーンズ大学客員助教授などを経て、東京 大学教授。生産技術研究所千葉実験所長。生産技術研究所(本務)、情報学環(兼担)。 鉄道車両工学、自動車工学、ITS(高度道路交通システム)、人間工学・快適性評価など幅広い研究に従事。
- 主要業績
詳細な業績は須田義大研究室(学会発表一覧)をご覧ください。
本研究室では、主な研究対象を車両として、新世代のモビリティを実現するため幅広い観点からの研究活動を行っている。マルチボディダイナミクスによるシミュレーション技術、省エネルギーなセルフパワード・アクティブコントロール、人間行動指標による快適性評価、人間行動モデルの研究、などを柱として、次世代の高速鉄道、磁気浮上システム、新都市交通を担うLRTなどのガイドウエイシステム、自動車、パーソナルモビリティ、ITS(高度道路交通システム)まで幅広い交通・物流システムを対象としている。最近の主な研究課題は以下のとおりである。
① ドライビングシミュレータによるバーチャル・プルービンググラウンド
② 複合現実感交通実験スペースの構築によるサスティナブルITSの研究
③ 自動車用電磁サスペンションの開発
④ ITS車両による路面状況計測
⑤ マルチボディダイナミクスによる鉄道車両、自動車、自転車の運動解析
⑥ 車輪とレール、タイヤと路面の接触力学
⑦ 曲線旋回性能とスマートレールウェイ(制御台車と架線レスシステム)
⑧ 自己操舵台車、独立回転車輪パワーステアリング台車の開発
⑨ セルフパワード・アクティブ動揺制御の船舶・車両への応用
⑩ 姿勢・動揺制御機能を持つ磁気浮上システムの開発
⑪ 快適性に関する研究
⑫ 自転車をはじめとするパーソナルモビリティの研究
これらの研究課題は実社会での役立てられることを念頭においており、多くのテーマは産官学による共同研究として推進しており、自動車・電気・鉄道事業者・重工メーカなどとの共同研究を実施している。
研究室の実践的な研究設備には、実験車両、ユニバーサル・ドライビングシミュレータ、路面・タイヤ評価装置、1/10スケールおよび実スケール鉄道車両走行実験線、実物大鉄道車両モックアップ、エコライド試験線、などがあり、実用化あるいは実用域にある成果としては、高速走行安定性を確保しながら、曲線通過性能を大幅に向上させる我が国初の自己操舵台車(JR東海「ワイドビューしなの号」)、自動車用電磁サスペンションなどがある。