准教授
関谷 直也
Associate Professor
SEKIYA, Naoya
- 社会情報学コース
- 情報学環教育部
研究テーマ
- 災害社会科学
- 東京電力福島第一原子力発電所事故の研究、大規模災害の社会心理学、リスク・コミュニケーション
- 区分:
- 学環所属(基幹・流動教員)
- Socio-information and communication studies course
- Undergraduate research student program
Research Theme
- Disaster Social Science
- Research of disaster after the accident at Tokyo Electric Power Company's Fukushima No.1 nuclear power plant, Social Psychology of Great Disaster, Risk Communication
- Position:
- III Faculty (Core & Mobile)
- 略歴
1998年 慶應義塾大学総合政策学部卒業
1999年 東京大学社会情報研究所教育部修了
2004年 東京大学大学院人文社会系研究科社会情報専門分野博士課程単位取得満期退学
2004年 東京大学大学院情報学環特任助手
2006年 東京大学大学院情報学環助手
2007年 東洋大学社会学部専任講師
2010年 東洋大学社会学部准教授
2011年 「東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会」政策・技術調査参事
2014年 東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター 特任准教授
2016年 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター 客員准教授
2017年 静岡大学防災総合センター 客員准教授
2018年 東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター 准教授- 主要業績
『風評被害-そのメカニズムを考える』(2011,光文社新書)
『「災害」の社会心理』(2011,KKベストセラーズ)
『広報・PR論』(2014,有斐閣,共著)
『コミュニケーション論をつかむ』(2014,有斐閣,共著)
『環境広告の心理と戦略』(2009,同友館)
詳細な業績はdisaster-info.jp を参照。- 学環の研究事業
総合防災情報研究センター所属
- 関連リンク
つながるコンテンツ 智のフィールドを拓く3.11に学び、原子力防災の知見を積み重ねる
https://article.researchmap.jp/tsunagaru/2016/04/
私は、現在、下記の研究を進めています。
(1)巨大災害の社会心理と情報伝達の研究―原子力災害に関する社会心理学的研究
東京電力福島第一原子力事故を対象とし、マクロ的な社会心理学研究として原子力災害時の避難、原子力災害の社会的影響に関する研究を進めている。
・東京電力福島原発事故時の大規模広域避難、行政機能移転の研究
・東京電力福島原発事故後の農産物・海産物の消費・流通、および観光の実証研究
・復興過程の社会現象、心理現象の研究
・原子力事故対応の研究
(2)「避難行動」の社会心理学的研究
避難実態の研究、避難要因の基礎的研究をミクロ的な社会心理学研究として研究を進めている。
・避難の意思決定に関する研究
・津波、水害、土砂災害時の避難に関する調査研究
・首都直下地震における火災避難の研究
(3)次世代災害情報の研究
応用研究として、学外の諸機関とユーザビリティを前提とした次世代災害情報の研究開発を行っている。
・災害時など緊急時におけるデジタルサイネージを用いた情報配信技術の研究
・災害時など緊急時におけるデジタルサイネージ等における情報配信コンテンツの開発
・センサーネットワークの災害時の活用に関する研究
(4)災害情報の広報(アウトリーチ)に関する研究
応用研究として、「災害情報に関するリスク・コミュニケーション研究」である。これまで広告・パブリックリレーションズ研究を基礎に、人間の心理を軸とした科学の理解に対する研究を行っている。
・一般的な広報・PRの研究
・地震動予測地図の研究
・火山情報、防災気象情報の研究
・災害情報に関する高度職業人養成に向けた災害・防災教育プログラムの開発
・地震・火山情報、防災気象情報などハザードに関連する科学的な知見の理解に関する研究