構成機関 | 情報学環,武田薬品工業株式会社、日本化薬株式会社,株式会社ヤクルト,小野薬品工業株式会社,日本ビーシージー製造株式会社 |
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設置年月 | 平成27年4月1日 ~ 平成32年3月31日 |
研究内容 | アジアにおける癌研究情報基盤形成、Universal Health Coverage(UHC)の日本とアジアのモデルケースの国際発信、薬剤開発のためのアジア研究ネットワークの構築と、製薬開発への提言、アジア域内大学連携による文理融合型の学際的な研究基盤を創設、国際機関や企業とのインターンシップと連携したグローバル人材育成、アジア開発課題としての癌対策の知見のアーカイブ化 |
Participating Organizations | |
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Period of Operation | |
Outline of Activities |
アジアにおける癌研究情報基盤形成を目指す学際研究の構築
「総合がん研究国際戦略推進」寄付講座は、アジアの癌医療の向上に資する情報基盤形成を進めています。武田薬品工業株式会社、日本化薬株式会社,株式会社ヤクルト,小野薬品工業株式会社,日本ビーシージー製造株式会社からの寄付を受け、2015年4月、情報学環に開設されました.
本講座においては、アジア各国の研究機関と連携して癌情報を収集し、データ解析を行う研究実施体制を構築しています。これは、アジアと欧米の差を生かした泌尿器がん(前立腺癌・腎細胞癌/膀胱癌)予防介入試験の企画立案、前立腺癌の内分泌療法再燃癌に対する治療の在り方への提言などを、薬剤開発を含めた、今後のアジアの癌治療指針の策定に資するための研究です。こうした実践的な癌情報の収集と利活用を目指す情報学的研究基盤強化のためには、医療データのみならず、ダイナミックに激動するアジア社会が抱える諸課題を学際的な観点から掘り下げていく知が必要となります。
そこで、本講座では、従来の学際情報学府が作り上げてきた教育に基づいて、癌を学際的に捉える教育プログラムCross-boundary Cancer Studiesの開発と実践を行い、文理融合的な知を目指します。また、企業や国際機関のインターアンシップなどと連携して、アジアの地域特性への理解をもちながら、世界的な視野でアジアの癌を巡る課題を考えることのできるグローバルリーダーの育成にも寄与したいと考えています。