東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

研究Research

August 19, 2016

東京大学制作展 Extra 2016「補序線」iii Exhibition Extra 2016 “Hojosen”

東京大学制作展について

2016年7月8日(金)〜7月11日(月) の4日間にわたり、東京大学制作展 Extra 2016「補序線」を本郷キャンパス工学部2号館 2階展示室・フォーラムにて開催しました。今回は例年にも増して、700名以上の方にご来場いただきました。

東京大学制作展は、学際情報学府の授業の一環として、学生が中心となりコンセプト設定・展示物制作・運営等を行うメディアアートを中心とした作品の展示会です。毎年夏と冬の2回開催しており、夏に開催する制作展はExtraとして、冬の本番に向けた序章と位置づけています。今年のExtraでは、学際情報学府や情報理工学系研究科をはじめとする大学院生だけでなく、情報学環教育部や東京藝術大学の学生も参加し、より広い視野を取り入れた展示となりました。

「補序線」というテーマについて

今回の制作展 Extraでは「補序線」をテーマに企画・展示を行いました。線を引きながら実体に迫っていくことは、プロトタイピングを通して思考のガイドラインを固めることと考え、夏のExtraは冬の本番に向けた「序章」であるという意味を込めて、「補助線」ではなく「補序線」と表しました。

キービジュアルでは、電線に線を加えることで五線譜に見立て、補助線による新しい見え方を示しました。この五線譜もモチーフになって、展示では楽譜立てにキャプションボードを設置し、来場者の方に各作品に対するコメントを記入して頂きました。今回展示した各作品の詳細やキービジュアルは、こちらのウェブサイトからご覧ください。今回お越しいただけなかった方のためにも、これから各作品の動画をアップロードする予定です。

今年の冬の本番、第18回東京大学制作展は、2016年11月17日(木)〜11月21日(月)に開催します。今回の夏のExtraで得られたフィードバックをもとにして、よりよい展示会にするために一生懸命準備しています。次回もぜひお越しください。

記事:櫻井瞭(佐倉研M1)
お問い合わせ: seisakuten@gmail.com

作品写真
1.「READY TO CRAWL」
2.「一回音楽」
3.「わたしは化物になりたい」
4.「ふぁぼらせったー」