東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

研究Research

November 1, 2016

情報学環ホームカミングデイ2016III/GSII Home Coming Day 2016

情報学環ホームカミングデイが10月15日(土)に開催されました。
会場となった本郷キャンパス情報学環福武ホール・ラーニングシアターには、同窓生をはじめ、かつての教職員や現役学生の方々を中心に、全部で56名の参加者にお集まりいただき、盛況となりました。

パネルディスカッション「情報学環のいまと未来」
第一部では、学環長の佐倉統先生、専攻長の中尾彰宏先生、教育部委員長の山内祐平先生にさまざまな観点から、学環の魅力についてお話をいただきました。
今年で満16歳になった情報学環は、設立以来、「熱帯雨林」のように知の多様性を育み、まるで小さな「宇宙」のごとく分化と共創を繰り返しながら、成長してきました。
持ち前の専門性、学際性、国際性を活かし、今後もユニークで自由闊達な教育・研究活動を展開し、さまざまな個性をつづる学環全体の価値を作り出すことが、将来のビジョンとして語られました。

講演「アニメーションの作り方:アカデミズムとプロデュースの観点から」
第二部では、STUDIO4℃のプロデューサー、荻原知子さんによる講演会が行われました。
アニメーションの製作過程と、そのなかでいろいろな作業を最短距離で結び、予算内で進行させるプロデューサーの仕事が詳しく説明され、生き生きとした講演でした。
情報学環教育部同窓生でもいらっしゃる荻原さんは、在学時に身につけたアカデミズムと、総合芸術としてのアニメーション製作のかかわりについても熱く語ってくださいました。
「アニメーションに何ができるか」、「ものづくりとは何か」という問いとともに、次のレベルの開発や他の業界との連携を行いたいとおっしゃる荻原さんの挑戦は、まだまだ続きそうです。

記事:河 炅珍(助教/企画広報委員会)
写真:酒井麻千子(助教/企画広報委員会)