東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

研究Research

June 5, 2015

グーグルワークショップ開催報告Workshop with Google

5月25日(月)工学部2号館92Bにて、Googleの Innovation & Creativity Programs 統括である Frederik G. Pferdt 博士をお招きし、情報学環・学際情報学府との共同ワークショップ「インターネットの利活用におけるユーザー保護、プライバシーおよび自由な情報流通の確保に向けて―イノベーションによる課題解決とは?」を行った。

佐倉統学環長・学府長の冒頭挨拶および生命倫理の観点からの総論としてのイントロダクションに続き、ワークショップでのテーマに関して、法学の観点から山口いつ子教授が、またコンピュータ科学の観点から中尾彰宏教授がそれぞれ解説した。

その後、留学生も含めた学生・教職員を合わせ40人強の参加者を7つのグループに分け、Pferdt博士による参加型ワークワークショップ “Creative Skills for Innovation(CSI): Lab workshop” を開始。博士からはイノベーションを生み出す思考プロセスを体験する『お題』を出され、各グループ毎に議論してクリアし、最終的にはプレゼンテーションを行った。これらのプロセスを通して、参加者自身が思考し、クループで互いに積極的に議論して解決策を見出していく体験ができた。

ディスカッションの最後には、このワークショップの企画に協力して下さった東京大学i.schoolの堀井秀之・工学系研究科教授からご挨拶を頂いた。夕方からの開催だったため、軽食をつまみながらの和気藹々とした雰囲気の中、参加者は楽しみながら充実した時間を過ごした。

この企画は、佐倉学環長・学府長の新体制の下で、Googleや学内の他の研究科・研究所等と積極的に連携しながら、学環・学府の学際的な研究教育をさらにイノベイティブかつクリエィティブに展開させていくためのよいスタートとなった。