東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

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July 10, 2016

第5世代移動通信システム-次世代の通信ネットワーク技術 日欧連携プロジェクト 5G! Pagoda の採択とキックオフイベント開催

総務省と欧州委員会が共同で実施する委託研究「第5世代移動通信システム-次世代の通信ネットワーク技術」
(75百万円x3年)に、東京大学大学院情報学環 中尾彰宏教授、フィンランド アールト大学(Aalto University)
Tarik TALEB教授がプロジェクトリーダーを務める「5G! Pagoda (サービスに応じたスライス動的生成・
管理機能の実証と標準化を目的とする日欧連携5G移動通信基盤テストベッド)」が2016年7月1日に採択され、同日、共同受託研究が開始されました。

東京大学情報学環では、日本と欧州の代表者が集合し、2016年7月11日から13日にかけて、ダイワユビキタス学術研究館にてキックオフミーティング(*注釈)を開催します。
共同委託研究メンバーは、
日本側が、東京大学大学院情報学環(PI)、KDDI研究所、日立製作所、NECネッツエスアイ、早稲田大学
欧州側が、アールト大学、エリクソン、オレンジ、フラウンホーファー研究所(FOKUS)、EURECOM,MANDATインターナショナル、ユニバーサルデバイスゲートウェイ(UDG)となります。
研究の目的は、ITU-T FG IMT-2020で優先度が高いと合意された第五世代モバイルネットワークに おける有線網の課題を3つに分類し
(1)スライスアーキテクチャの実現と有無線統合 エンドツーエンドスライス構築機構、 (2)データプレーンプログラム可能性と先進的プロトコルの収容及び (3) スケーラブルスライス運用管理の各々に対応する技術開発 項目を定義し、検証のためのテストベッド及び標準化の検討を含め、日欧連携による 研究開発を実施し、国際標準化を実現することです。

注釈:今回のキックオフ会議は総務省と採択者限りのイベントですが、今秋にはオープンイベントを開催予定です。
関連するリンク:
*総務省報道発表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin04_02000063.html
*戦略的情報通信研究開発推進事業(国際標準獲得型研究開発) 平成28年度 研究開発課題の公募 委託先一覧
http://www.soumu.go.jp/main_content/000424246.pdf
*5G! Pagodaプロジェクトページ
http://www.5g-pagoda.eu
http://5gpagoda.ipddh.org
*第5世代モバイル推進フォーラム(5GMF)ネットワーク委員会のページ
http://5gmf.jp/committee/network/20160704113835/

問い合わせ:
東京大学大学院情報学環 中尾研究室
info@nakao-lab.org