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組織

 東京大学大学院情報学環・学際情報学府は、従来の研究科とは異なる形態の大学院組織として、2000年4月に設置されました。この大学院組織は、研究組織(教員が所属)である情報学環教育組織(学生が所属)である学際情報学府という2つの対をなす機構によって構成されています。この大学院組織は、専門深化と恒常性を基本的な特質とする従来の研究科の限界を超えて、全学にわたる情報関連の諸領域をネットワーク的に連携させる横型の組織として設置され、情報学分野の総合的な教育研究を先端的かつダイナミックに推進するにふさわしい形態として考えられたものです。その基本的特徴は、組織構成員の流動性と全学的連携、及び研究組織である情報学環と教育組織である学際情報学府の両立という点にあります。すなわち、研究組織である「情報学環」は、固有の基幹教員と、既存の研究科・研究所等から3年ないし7年の期間をもって情報学環に定員及び身分を異動する多数の流動教員によって構成されています。ここでは、多数の分野横断的なプロジェクト研究を柱に据え、文系理系の区別を越えた情報分野の学融合を目指しています。教育組織である「学際情報学府」における大学院学生に対する研究指導は、情報学環の基幹教員と流動教員が行いますが、授業科目の担当は、これらの教員が行うほか、他研究科・研究所等に所属する教員にも委嘱します。また、副指導教員制や副専攻制度の積極的な運用を図ることによって、情報関連の広範な学問分野を覆う幅広い学際的教育を目指しています。

 研究組織である大学院情報学環は、学際情報学圏と社会情報学圏という2つの学圏から構成されています。それぞれの学圏は、次のようにいずれも5つの学域からなっています。

大学院 情報学環
 学際情報学圏  社会情報学圏

情報生命・思想学域
情報システム・言語学域
情報表現・造形学域
情報環境・認知学域
情報社会・制度学域

ジャーナリズム・メディア学域
情報行動・機能学域
情報法・政策学域
情報経済・産業学域
情報文化・歴史学域


組織図


 教育組織である大学院学際情報学府では、一方では情報現象についての文理を越境する幅広い視野を、他方では社会情報学からコンピュータ科学までの高度な専門的能力を、同時に身につけた人材を持続的に社会に提供していくために、それぞれの自律性と相互の連携をあわせもったカリキュラムを編成し、それを運営する以下のような4つのコースを設置しています。

大学院 学際情報学府 学際情報学専攻
文化・人間情報学コース

このコースでは、情報学の視座から文化・人間科学の諸領野を体系的に再編し、生命現象や進化、身体知覚から現代文化、メディア、映像、テクスト、アーカイブ、リテラシー、学習環境までの21世紀的な諸課題に理論的かつ実践的に取り組んでいくことのできる深い学識と精緻な方法的能力をそなえた研究者や実践者を養成する教育を行っています。


社会情報学コース

このコースでは、メディア、コミュニケーション、社会情報に関わる社会現象・文化現象を分析するための学識を養い、専攻分野における研究および応用の能力を培うことを目的とし、社会情報学の発展に貢献できる研究者を養成する教育を行っています。


学際理数情報学コース

このコースでは、21世紀の社会・産業・個人の情報環境の基盤となる専門的な理数情報学の知を深めるとともに、あわせて他分野と協調して学際的に情報学のフロンティアを切り拓いていくための幅広い学識を身につけた研究者及び表現者を養成しています。


総合分析情報学コース

このコースでは、主にコンピュータサイエンスやコンピュータネットワークの基礎知
識を基に、センサーや観測衛星等から大量の実空間デジタル情報を取得し、それを必
要な場所や機器に通信し、それを解析・分析したうえで、実社会において有効に活用
する分析情報学の学際的な研究を通して高度な専門教育を実施します。
>> 総合分析情報学コースのページ

 これらの4つのコースそれぞれで、一般の入試と並び、実践的な経験や目的を重視し、社会人を主要な対象とした特別選抜を実施しています。



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