東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

教員 Faculty

教授

吉見 俊哉

Professor

YOSHIMI, Shunya

LAB WEBSITE

吉見俊哉研究室
http://www.yoshimi-lab.jp/

  • アジア情報社会コース
  • 文化・人間情報学コース

研究テーマ

  • 社会学、文化研究、メディア研究
区分:
学環所属(基幹・流動職員)
所属:
情報学環
  • ITASIA program
  • Cultural and human information studies course

Research Theme

  • Media and Cultural Studies
Position: 
III Faculty (Core & Mobile)
Department: 
Interfaculty Initiative in Information Studies
略歴

1957年 東京都生まれ

1984年 東京大学教養学部 相関社会科学分科 卒業

1987年 東京大学大学院 社会学研究科 博士課程単位取得退学

1990年 東京大学新聞研究所 助手

1992年 東京大学新聞研究所 助教授

1993年 (研究所改組に伴い)東京大学社会情報研究所 助教授

1993年 メキシコ・エル・コレヒオ・デ・メヒコ 客員教授(~1994年)

1998年 フランス・社会科学高等学院 客員研究員

1999年 オーストラリア・ウェスタン・シドニー大学 客員研究員

2000年 東京大学社会情報研究所 教授

2004年 (組織統合に伴い)東京大学大学院情報学環教授(2006年度~2008年度 学環長)

主要業績

詳細な業績は吉見俊哉研究室(文献)をご覧ください。

学環の研究事業

研究テーマ

人びとの集まりの場におけるドラマ(上演=パフォーマンスとしての意味/文化)の生成について考えるところから出発し、近代化の中での都市文化やメディア文化、それらが営まれる空間やメディアとそこで作動する権力を問い返す作業を進めてきました。

80年代には都市論が中心で、東京の盛り場における集まりの構造変化を扱う研究をまとめましたが、90年代以降、一方では、近代の国民国家形成と大 衆動員をテーマに博覧会や天皇巡幸、運動会などについて、他方では、米軍の基地文化から家庭電化や東京ディズニーランドまでの空間消費を事例に、戦後文化 の中でのアメリカニズムについて考えています。同時に、情報技術の社会的構築とその日常的消費、1920~30年代における知の地殻変動のなかでコミュニ ケーション研究や文化研究の系譜学を問う作業も進めています。

主な研究領域

○ グローバリゼーションと戦後東アジアにおけるアメリカニズム

○ グローバル・シティの公共空間におけるイメージおよび場所の消費

○ メディア天皇制と家庭空間におけるテレビ・メディアの消費

○ ナショナル・イベント(およびメディア・イベント)をめぐる政治と大衆意識

○ 20 世紀におけるコミュニケーション研究(および文化研究)のパラダイム形成

○ 戦争とメディア、あるいは両世界大戦期におけるプロパガンダ・メディアと情報流通

○ 多言語・対話型のアーカイブ構築を通じたグローバル・ノレッジ形成(新しい大学)

ゼミの大学院生たちの主な研究テーマ

大学院授業科目の他に、毎週木曜、吉見を指導教員とする院生たちと論文指導のための自主ゼミをやっています。ゼミ参加者の主な研究テーマは、以下のようなものです。

 

○ 韓国・台湾・中国・タイなどアジアにおける日本の大衆文化消費

○ ナショナル・メディアとしてのテレビと歴史

○ ドラマのナラティブ

○ インターネットとサブカルチャー

○ クラブカルチャーとサブカルチュラルな公共圏

○ 総力戦体制とプロパガンダ機関

○ グローバルなメディア産業とスポーツ・イベントの消費

○ 映画女優の誕生

○ 米国の情報戦略とVOA

○ ジャーナリズムの時間性

○ メディア企業による子ども文化事業 などなど。

大学院生のみなさんへ

院生のみなさんへのメッセージは、①アウトサイダーであるが故の方法論についての自覚の必要性、②学際的な場だからこそ、的を絞ること、執念深く掘 り下げていくことの大切さ、③人間は、問うこと、答えること、書くことで考えるので、壊されることを怖れないで欲しいということの3つです。

 

大学院のゼミは、木曜日に集中しています。授業科目表に掲載されている正規の大学院授業の他に、毎週木曜の午前9時30分から午後1時頃まで、論文 指導のための自主ゼミを開講しています。ここでは、1人の発表時間は20分以内、討論は30分以上を原則として、毎回3人程度の報告と討論をしていきま す。また、9月には、ゼミのみなさんと一緒に合宿も実施します。

 

また、学際情報学府のみなさんには、学環において開催される多くの国際シンポジウム、ワークショップに積極的に参加していただきたいと思います。学 際情報学府は、異分野の才能が交わり、ぶつかりあうエキサイティングな場ですので、ぜひ入学された学生のみなさんには、そのような学府の「熱」を体感して いただきたいと思います。