東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

教員 Faculty

教授

山口 泰

Professor

YAMAGUCHI, Yasushi

LAB WEBSITE

山口泰研究室
http://www.graco.c.u-tokyo.ac.jp/yama-lab/

  • 先端表現情報学コース

研究テーマ

  • 視覚メディア
区分:
学内兼担・授業担当教員
所属:
総合文化研究科
  • Emerging design and informatics course

Research Theme

  • Visual Media
Position: 
Affiliated Faculty
Department: 
Graduate School of Arts and Sciences
略歴

1961年生。東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。
東京大学教養学部助手、東京電機大学工学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科同教授などを経て、2003年から現職。


私自身は、工学部の出身で機械系CADの研究から始まり、形状処理における位相情報の表現法と処理法、曲線や曲面に関する各種の計算法など、位相幾何学や微分幾何学の計算機応用を専門としていました。その後、東京大学大学院総合文化研究科に所属するようになってからは、(学生の嗜好に影響された部分もあり)コンピュータグラフィクスや画像処理関連の研究も手がけるようになりました。

1. 実画像を利用した描画処理 - 画像ベース描画法、画像補完

従来のコンピュータグラフィクスは、計算機内に構築された仮想世界の描画を扱ってきました。最近では現実世界で得られる画像をもとに、現実世界のシーンを様々な視点から観察したり、照明条件を変化させたりした画像を合成できる画像ベース描画法が盛んになってきました。また、実際の画像から、不要部分を除去したり、傷を修復したりする画像補完も重要な技術であり、これらの研究を行っています。

yamay_imageComp_fmt-300x110

2. 人間の視覚特性を利用した画像処理 - 視覚復号型暗号、2重画像

視覚復号型暗号とは、暗号の復号化にあたって計算機を使用せず、目で見るだけで復号化するものです。たとえば、砂の嵐状のランダムな画像が印刷された透明なシートを重ねると、秘匿された画像が現れるものなどがあります。本研究室では、ハーフトーニングの手法を拡張することで、自然画像を対象とした視覚復号型暗号を研究しています。また、1枚の画像を近い距離と遠い距離で観察すると、異なったものが見える2重画像の生成手法に関しても研究を行っています。

yamay_visCrypto_fmt-300x115

3. 絵画の特徴と人間の認知に関して - 絵画風画像生成法

最近のコンピュータグラフィクスでは、必ずしも現実性を追求しない画像生成法もあり、これを非写実的描画法と呼びます。たとえば、絵画風の画像を生成する技術もこの非写実的描画法の一分野です。これまでに、油彩画風画像や鉛筆画風画像などを対象とした非写実的描画法を開発するとともに、絵画風画像のアニメーション作成法などについて研究しています。
yamay_oilPaint_fmt-300x114