東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

教員 Faculty

教授

鷹野 澄

Professor

TAKANO, Kiyoshi

LAB WEBSITE

IT強震計
http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/ITKyoshin/

  • 総合分析情報学コース

研究テーマ

  • 情報地震学、防災情報システム
区分:
学環所属(基幹・流動職員)
所属:
情報学環
  • Applied computer science course

Research Theme

  • Information Seismology, Disaster Prevention Information Systems
Position: 
III Faculty (Core & Mobile)
Department: 
Interfaculty Initiative in Information Studies
略歴

工学博士(東京大学)

1975年 静岡大学工学部 電気工学科 卒業

1977年 東京大学大学院 工学系研究科 電子工学専攻 修士課程修了

1980年 東京大学大学院 工学系研究科 電子工学専攻 博士課程修了、工学博士

1980年 東京大学大型計算機センター 助手

1983年 東京大学地震研究所 講師

1994年 東京大学地震研究所 助教授

2008年 東京大学大学院 情報学環 教授

主要業績

詳細な業績は地震研究所(鷹野澄ページ)をご覧ください。


情報で人の命と暮らしが護れるか?

防災情報は単に伝えただけでは不十分で、受け手がそれを活かしてはじめて役に立つ。津波が来る前の「津波警報」しかり、強い地震動が来る前の「緊急 地震速報」しかりである。防災情報ネットワークの課題は、情報の受け手がいかにそれを活かせるようにするかということだと言っても過言ではない。

 

IT 強震計の狙いは?

大地震による災害を軽減する為には何が重要か?それは、地震で「もの」が壊れないようにしておくことである。阪神淡路大震災では多くの住宅が壊れた ことから、圧死や火災による死者が多数出た。多くの人は「自分は大丈夫」とただ漠然と考えているがはたしてそうであろうか?もし建物の健康診断が簡単にで きて、どこが壊れ安いか、あるいは、どこが損傷しているかなどを示すことができれば、多くの人が耐震対策を実施するであろう。IT強震計は、このような建 物の健康診断のための「聴診器」となることを目指している。

 

参考:http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/ITKyoshin/

 

身近な場所の地震観測で自ら身を護れるか?

強い揺れが来る数秒前に予報を出すのが気象庁の緊急地震速報である。平成19年10月から一般提供開始され、大地震が発生したときに、エレベータや 大型機械などを緊急停止することなどが可能になる。そのしくみは、震源に近い観測点でP波を検知し、S波が届く前に情報を提供するというものである。しか し、震源の真上では情報が間に合わず、情報の精度も悪い、などの欠点を持つ。この欠点を改善する為に、身近な場所の地震計を使った即時的地震情報提供シス テムを研究する。

 

災害時の「共助」のネットワークは?

災害時には、高齢者や障害者、近所づきあいのない一人暮らしの人などが、災害時要援護者となりやすい大災害では、自治体や消防などによる「公助」は あまりあてにできないので、近所の方による「共助」が重要となる。しかし大都市では日頃近所づきあいが薄いので地域コミュニティが形成されにくく、共助が されにくいのが問題である。そこで、日頃の簡単な情報のやり取りで、地域コミュニティ形成を支援するシステムの研究を行う。