東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

教員 Faculty

講師

鳴海 拓志

Lecturer

NARUMI, Takuji

LAB WEBSITE

Webpage of Takuji Narumi
http://www.cyber.t.u-tokyo.ac.jp/~narumi/index.html

  • 先端表現情報学コース

研究テーマ

  • バーチャルリアリティと人間拡張
区分:
学内兼担・授業担当教員
所属:
情報理工学系研究科
  • Emerging design and informatics course

Research Theme

  • Virtual Reality and Human Augmentation
Position: 
Affiliated Faculty
Department: 
Graduate School of Information Science and Technology
略歴

1983年生まれ.2008年東京大学大学院学際情報学府修了.2011年東京大学院工学系研究科博士課程修了.2011年東京大学院情報理工学系研究科助教を経て, 2016年より講師(情報学環兼担).博士(工学).

主要業績

詳細な業績はこちらをご覧ください。

Biography

Dr. Takuji Narumi is a Lecturer at the Graduate School of Information Science and Technology, the University of Tokyo. His research interests broadly include perceptual modification and human augmentation with virtual reality and augmented reality technologies. He invented a novel haptic display, olfactory display, taste display and satiety display by utilizing cross-modal interactions. More recently, he also invented affective interface which evokes specific emotions through pseudo-generated body reactions. He received BE and ME degree from the University of Tokyo in 2006 and 2008 respectively. He also received his Ph.D. in Engineering from the University of Tokyo in 2011. He received awards including the VRSJ Outstanding Paper Award (2011, 2013, 2015, 2016), the 17th Human Interface Society Outstanding Paper Award, 20th Japan Media Arts Festival Excellence Prizes, Good Design Award 2013.


バーチャルリアリティ(VR)や拡張現実感(AR)の技術と,認知科学・心理学の知見を融合することで,知覚や認知に影響を与えることが可能なインタフェースを実現するとともに,それらを用いて人間の能力を拡張する人間拡張技術の研究に取り組んでいます.人間の知覚特性の解明から新規インタフェースの提案・開発,さらにはそれらを社会で活かすためのデザインやコンテンツの研究まで,多角的に研究を進めています.

クロスモーダルインタフェースと感覚拡張

クロスモーダル知覚(ある感覚の知覚が同時に入力された異なる感覚に対する刺激の影響で変化して知覚される錯覚現象)を利用して,多様な五感体験を提供するクロスモーダルインタフェースを研究しています.例えば,視覚・嗅覚・味覚間の相互作用を利用した味覚ディスプレイ「メタクッキー」,ARによって食品の見た目のサイズを変化させることで摂食量を変える「拡張満腹感」,視覚・触覚間の相互作用によってさまざまな形状に触れた感覚を提示する形状提示システム「Perception-based Shape Display」,ARで操作物体の見た目を変化させることで力作業の効率を約20%向上させる「拡張持久力」,視触覚相互作用を利用した空間知覚操作によって直径6mの壁の周囲を歩いていても直進しているかのように感じさせることが可能な「Unlimited Corridor」等を開発してきました.特定の感覚にこだわらず,人の持つ多様な感覚に働きかける感覚拡張システムの開発と,クロスモーダル知覚の解明の両側面に取り組んでいます.

身体知覚の変容を通じた認知拡張

感覚知覚の変化は,人間の感情や行動,発揮能力にも影響を与えます.特に,自らの身体にまつわる知覚の変化が人の認知に与える影響を利用した認知拡張に関する人間拡張技術の研究を進めています.例えば,VRにおける身体の変化が人の知覚や能力に与える影響を検証するためのシステム「えくす手」,映しだされる自分の表情をリアルタイムに変形することで特定の感情を喚起する「扇情的な鏡」,ビデオチャット環境において対話相手を笑顔に見せることで対話中の創造性を向上させる「Smart Face」等を開発してきました.VRを通じて人間の体と心の関係を明らかにし,感情と上手に付き合う方法やわれわれの認知能力に新しい可能性をもたらす方法を構築すべく研究を進めています.

 

 

Unlimited Corridor
えくす手