東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

教員 Faculty

教授

石崎 雅人

Professor

ISHIZAKI, Masato

LAB WEBSITE

石崎雅人研究室
http://www.ishizaki-lab.org/

  • 社会情報学コース

研究テーマ

  • 専門家社会のコミュニケーション
  • 専門家間、専門家‐非専門家、非専門家間のコミュニケーション
  • コミュニケーションの基礎理論
区分:
学環所属(基幹・流動職員)
所属:
情報学環
  • Socio-information and communication studies course

Research Theme

  • Communication in professional societies
  • Communication between professionals, professionals-citizens, and citizens-citizens
  • Interaction in cognition and society
Position: 
III Faculty (Core & Mobile)
Department: 
Interfaculty Initiative in Information Studies
略歴

Ph.D.(英国・エディンバラ大学)

1960年 生まれ

1997年 英国エディンバラ大学 博士課程修了 Ph.D.(認知科学・人工知能)

1998年 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科 助教授

2003年 東京大学社会情報研究所 助教授

2004年 (組織統合に伴い)東京大学大学院 情報学環

現在、東京大学大学院 情報学環 教授

学環の研究事業

社会における情報を扱う研究では、新しいメディアがどのようにコミュニケーションを変化させ、それが社会、経済、法・制度、人々の生活(社会心理)にどのように影響を与えるのか、利点を最大化し、問題点を解決していくにはどのようにすればよいかについて検討がなされてきました。しかし、これらの研究では実生活で情報を利用する人たち1人1人の視点がとりあげられることは多くありませんでした。われわれの研究室では、とくに専門家と非専門家とのコミュニケーションに着目して、従来取り上げてこられなかった個人からみた情報の流れ、情報の利用について研究をすすめています。

われわれは、専門家社会における認識のずれに関する情報を社会のコミュニケーションの中に含めることにより、さらに専門家社会におけるコミュニケーションを継続的につくりだしていくこと、そのことを「コミュニケーションデザイン」と呼んでいます。一般には「コミュニケーションデザイン」は、伝達の最適化を意味する用語として使われます。しかし、それは単純化された「コミュニケーション」の概念に基づくものであり、「コミュニケーション」に対する認識を浅いものとし、社会におけるコミュニケーションを貧弱なものにします。コミュニケーションの基礎理論に基づき、医療、介護、法、行政といった専門家社会の問題について、専門家と非専門家との認識のずれを明らかにすることにより継続的に豊かなコミュニケーションが生起する環境を構築すること、それを目標として研究をすすめます。

以下には、研究室テーマの例をまとめます。
[医療におけるコミュニケーション]
・共同(協働)意思決定のための医療コミュニケーション
・患者のためのより良い医療情報のあり方
・病院におけるインシデントレポートの現状とその活用

[法におけるコミュニケーション]
・日本における裁判外紛争解決のあり方
・高齢者の法律相談へのアクセス

[社会におけるコミュニケーション]
・社会における「合意」の微視的解明
・コミュニティをつくり,広げるサイエンスコミュニケーション
・震災復興とまちづくり

[芸術におけるコミュニケーション]
・舞踊を見ること―視線と言語の観点から―
・車いすダンススポーツの可能性
・芸術と地域活性化

[コミュニケーション基礎]
・多人数会話における非言語情報の役割
・異文化コミュニケーションにおける非丁寧さについて
・情報化社会における「要約」の意義と仕組み

研究テーマは、上記のものに限りません。新たなテーマやプロジェクトの提案も歓迎します。社会とコミュケーションの問題は難しいテーマですが、一歩ずつ着実に研究をすすめ、社会への提言をしていきたいと考えています。みなさんと一緒に研究ができるのを楽しみにしています。