東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

教員 Faculty

教授

稲葉 雅幸

Professor

INABA, Masayuki

LAB WEBSITE

稲葉雅幸研究室
http://www.jsk.t.u-tokyo.ac.jp/~inaba/index-j.html

研究テーマ

  • 行動体情報学
区分:
学内兼担・授業担当教員

Research Theme

  • Information Robotics
Position: 
Affiliated Faculty
略歴

1958年生。1981年東京大学工学部機械工学科卒業、1986年東京大学大学院情報工学専門課程博士課程修了、工学博士。 1986年東京大学講師、1989年同助教授、2000年同教授。

主要業績

詳細な業績は稲葉雅幸(論文・著書)をご覧ください。


環境との相互作用、人との対話を通して行動体がどのように適応・成長するかをテーマに、欠 かすことのできない本質的な特性や構成法を実証的に明らかにすることに興味があります。ペットロボットやヒューマノイドなどを自分たちで作り、その行動と 発達に関するモデルを考えることを行っています。下の写真にあるようなロボットの実体を簡単に作れるようになってきました。後は自律的な行動がどのように 成り立ち、発達・進化するかのモデルが必要になっています。

ロボットのような人工行動体は、何をどのように獲得してゆくのか。自分がどのようになって いるかをどうやって知るのか。環境がどうなっているかをどうやって知るのか。どうすれば自分を環境になじませてゆけるようになるのか。どうやって人から教 われるようになるのか。教わったことはどう覚えてどう利用してゆくのか。人と意思の疎通ができるようになるにはどうなっていればよいのか。人間やペット動 物は自然に行っていることですが、そのモデルはまだできあがっていません。そこで、将来あってほしいと思うロボットを考え、そのレベルに応じた自分なりの モデルを作り、それにより得られる振る舞いと目指していたレベルの対応がとれることを明らかにして、レベル付けられた行動体のモデルを考えてゆこうとして います。

新しい存在様式をもつロボットの行動レベルのデザイン、インターネットや人間を相手に活動 するソフトウェア・エージェントの具現化、インタラクティブ・キャラクタが活躍するゲームソフト作りなど、思索・創作・プログラミングを通して独自の行動 体モデルを作品として示すことに情熱がある人は集まってください。

これまでに博士課程に進学した学府学生は、図のような自転車をこぐ練習をする人間の筋骨格型のヒューマノイドや変形を感じることができる柔軟肉質で全身が覆われたヒューマノイドを自分でデザインし実装をして研究を行ってきています。

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