東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

教員 Faculty

教授

橋元 良明

Professor

HASHIMOTO, Yoshiaki

  • 社会情報学コース
  • 情報学環教育部

研究テーマ

  • 情報社会心理学
区分:
学環所属(基幹・流動教員)
  • Socio-information and communication studies course
  • Undergraduate research student program

Research Theme

  • Information Socio-Psychology
Position: 
III Faculty (Core & Mobile)
略歴

1978年 東京大学文学部 心理学専攻 卒業

1982年 東京大学大学院 社会学研究科 修士課程修了

1983年 東京大学新聞研究所 助手

1987年 東京大学新聞研究所 助教授

1992年 東京大学社会情報研究所 助教授

1999年 東京大学社会情報研究所 教授

2000年 東京大学大学院 情報学環 教授

主要業績

詳細な業績は橋元良明研究室(PUBLICATIONS)をご覧ください。


出身学科は心理学ですが、大学院時代以来、語用論、言語心理学、認知心理学などの研究成果を取り込みながら、社会学的コミュニケーション論という観 点から、1)言語の伝達・了解メカニズムを理論的に研究してきました。そのうち、アイロニーやメタファーなどの、非字義的情報の伝達に関し、言語行為論の 枠組みを主に使って、『背理のコミュニケーション』などという本を著したことがあります。その後、自分の中で「コミュニケーション」の概念の拡張を図り、 2)情報環境の変化と認知能力の関連分析、3)情報行動の社会心理学的分析、4)映像メディアの効果論、5)異文化コミュニケーション比較、などの研究も 手がけています。学部時代に学んだ研究アプローチは、結局、その後の研究活動に大きな影響を及ぼすようで、今は実証的研究、とくに社会調査をベースとした 情報行動の分析がメインになっています。最近では時流に流されて、自分の研究のうち、とくに通信行動に関連した携帯電話・インターネット利用が生活に及ぼ す影響、青少年の心理に及ぼす効果、等について、書くことが多くなりました。また、共同研究の一環として、災害時の情報伝達・人間行動についても、いくつ か調査研究を重ねています。

 

情報学環には、人工知能、自然言語処理、言語学に造詣の深い先生方もたくさんおられるので、「言語」を核とした共同プロジェクトが組めればと思って います。また、メディア利用行動(テレビ視聴、インターネット利用等を含む)について、頻繁に調査を実施していますので、こうした行動面の研究と合体でき る形で、コミュニケーションについて、共同研究もやってみたいと思います。

 

メディア利用が認知発達的側面に及ぼす影響(とくに乳児への影響)については、以前から興味をもっていますが、実験的設備に関する制約もあって自分ではなかなか実証的研究ができません。この点についても、様々な先生方からご教示いただければと思います。

 

院生の皆さんとは、できればコミュニケーション行動の社会心理的分析について、共同作業として社会調査を実施したいと思います。また、映像のコンテ ンツを社会科学的に「内容分析」する手法について、まだ適切なものが確立されていませんので、いっしょに「映像の内容分析」なども勉強できればと考えています。