東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

イベント Event

March 26, 2018

ヒューマンオーグメンテーション学(ソニー寄付講座)シンポジウム「The Future is Already Here: SFと人間拡張の未来」

東京大学大学院情報学環ヒューマンオーグメンテーション学(ソニー寄付講座)では3月26日にシンポジウム「The future is already here: SFと人間拡張の未来」を開催します。ゲストに早稲田大学文学学術院のドミニク・チェン氏、小説家の上田岳弘氏をお迎えして、文学とテクノロジーの相互関係から人間拡張学の未来を議論したいと考えています。下記イベントページよりお申込みの上、是非ご参加ください。

イベント概要
William Gibsonが1984年に「Neuromancer」を発表して以降、SF文学とりわけサイバーパンクSFの創造力や世界観からコンピュータサイエンスは多大な影響を受けてきました。また逆に、テクノロジーの発展がSF的アイデア創出のきっかけとなることも多いはずです。このような相互関係から、テクノロジーが実社会に与える影響までを含めて本寄付講座が形作る「人間拡張学」の未来を皆様と一緒に議論したいと考えています。

日時
2018年3月26日(月) 16:00~18:00 (15:00 開場)

場所
東京大学本郷キャンパス 伊藤謝恩ホール
http://www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/access.html

お申込み
前日までに下記サイトにてお申込み下さいますようお願いします。(登録多数の場合、期日前に締め切る場合があります。)

お申込みはこちら(https://hasf.peatix.com/
※懇談会参加のお申込みは、会場準備の都合上3月15日に締め切りとさせていただきます。

主催
東京大学大学院情報学環 ヒューマンオーグメンテーション学(ソニー寄付講座)

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タイムテーブル
15:00 開場

16:00 開会挨拶
暦本純一(東京大学大学院情報学環 教授)

16:10 講座活動の紹介と展望
味八木崇(東京大学大学院情報学環 特任准教授)

16:30 ゲストセッション1「言語的相対論と人間=機械インタフェース」
ドミニク・チェン(早稲田大学文学学術院 准教授)

16:50 ゲストセッション2「最新テクノロジーと文学」
上田岳弘(小説家)

17:10 パネルディスカッション・質疑
ドミニク・チェン 上田岳弘 暦本純一 味八木崇

18:00 閉会

閉会後、ホール併設の多目的スペースにて懇談会を予定しております。是非お申込みの上ご参加ください。

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ゲストプロフィール

ドミニク・チェン(早稲田大学文学学術院 准教授)

博士(学際情報学)、2017年4月より早稲田大学文学学術院・准教授。メディアアートセンターNTT InterCommunication Center[ICC]研究員を経て、NPOコモンスフィア(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事/株式会社ディヴィデュアル共同創業者。2008年IPA未踏IT人材育成プログラム・スーパークリエイター認定。企画開発したアプリ「Picsee」と「Syncle」がそれぞれApple Best of 2015と2016を受賞。NHK NEWSWEB第四期ネットナビゲーター(2015年4月〜2016年3月)。2016年、2017年度グッドデザイン賞・審査員「技術と情報」「社会基盤の進化」フォーカスイシューディレクター。著書に『謎床:思考が発酵する編集術』(晶文社、松岡正剛との共著)など多数。訳書に『ウェルビーイングの設計論:人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社)、『シンギュラリティ:人工知能から超知能まで』、(NTT出版)。

上田岳弘(小説家)

1979(昭和54)年、兵庫県生れ。早稲田大学法学部卒業。大学卒業後ベンチャー企業の立ち上げに参加しその後役員となる。2013(平成25)年、「太陽」で新潮新人賞を受賞し、デビュー。2015年、「私の恋人」で三島由紀夫賞を受賞。2016年、「GRANTA」誌のBest of Young Japanese Novelistsに選出。2017年、小説「キュー」を、文芸誌「新潮」とYahoo! JAPANスマートフォン向けサイトで同時連載開始。2018年、『塔と重力』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。著書に『太陽・惑星』『私の恋人』『異郷の友人』『塔と重力』がある。