東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

イベント Event

October 4, 2013

日本学術会議 公開シンポジウム 「ユビキタス状況認識と時空間データの新展開」

■開催趣旨
ユビキタスコンピューティングとは、遍在的にコンピュータ要素を
環境中に組み込むことにより、いつでも、どこでも、誰でもが、
コンピュータの情報処理能力を利用できるようにする技術体系の
ことを指す。それによって目指すのは、状況に応じた最適化サービスの
提供であり、行政、流通、安全・安心、災害対応など、国民生活において
大きな改革をもたらすことが期待されている。
このような技術的・社会的背景のもと、日本学術会議情報学委員会
ユビキタス状況認識社会基盤分科会では、場所情報が社会インフラとして
整備された「ユビキタス状況認識社会」の実現に向けた議論を進めている。
今回は、物の属性情報と時空間情報を統合した状況情報、およびその
土台となるオープンでユニバーサルな情報社会基盤を確立する重要性を
再確認し、将来のユビキタス空間情報社会の実現へ向けた現状と課題に
ついて議論を行うことを目的として、分科会シンポジウムを開催する。

■プログラム(予定)
13:00 受付・入場
13:30-13:35 開会挨拶
坂村 健(東京大学大学院情報学環・教授、ユビキタス情報社会基盤
研究センター・センター長、第三部会員・情報学委員会ユビキタス
状況認識社会基盤分科会委員長)
13:35-13:55 「ユビキタス状況認識と時空間データの新展開」
坂村 健
13:55-14:15 「ユビキタスサービスとオープンデータ」
徳田英幸(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科・教授、連携会員)
14:15-14:35 「街角のユビキタス状況認識とロボットナビゲーション」
萩田紀博(株式会社国際電気通信基礎技術研究所知能ロボティクス
研究所・所長、連携会員)
14:35-14:55 「地籍調査とユビキタス空間情報」
碓井照子(奈良大学名誉教授、NPO法人全国GIS技術研究会・理事長、
第一部会員)
14:55-15:15 「空間推論機能からみた住居表示システムの類型化」
森田 喬(法政大学デザイン工学部・教授、連携会員)
15:15-15:30 休 憩
15:30-16:30 パネルディスカッション