東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

イベント Event

November 13, 2014

情報行動論セミナー

情報行動論セミナー(参加無料、予約不要)

講演題目:
支えあうことで乗り越えた地域と地域医療の危機
(東日本大震災の経験)

講演者:
三浦 純一 先生(福島県須賀川市公立岩瀬病院)

日時:
2014年11月13日(木) 18時30分~20時00分

場所:
東京大学大学院情報学環 福武ホールB2 福武スタジオ2

http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html

主催:東京大学大学院情報学環 石崎研究室

講演概要:
平成23年3月11日に発災した東日本大震災とそれに続いて発生した原発事故
を福島県中央部にある須賀川市で経験した。突然の大災害と大事故に向き合って
3年8か月が過ぎた。災害の爪あとは各所に残り、原発事故に至っては収拾の
糸口さえもつかめていない。震災の後、須賀川市と地域の中核病院が何を
考えて、何を実践してきたかを様々な視点を通してお示ししたい。

1) 支援する
地域の役割に中で支援する/自分で決めた支援する/
県外からの支援のためらい
2) 支援される
支援されない人たち/支援の受け方が分からない/情報共有方法の揺らぎ
3) 地域の特徴
福島県中央部には支援がない/福島第一原発から60km/現在の須賀川市
4) 地域医療の前線の中で実践してきたこと
地域の中核病院として行ったこと/災害FM/被曝対策講演会/
メンタルヘルスケア/健康長寿事業/産科婦人科の開設準備/
総合診療科の役割と医学教育
5) 支えあう
支えあうコミュニケーション/支えあうコミュニティへ/
コミュニティとレジリエンス