東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 The University of Tokyo III / GSII

イベント Event

May 17, 2019

【参加者募集】 米国の災害対策トレーニングを学ぶ研修会The USA system of Disaster Management Training

【研修会の趣旨】
我が国では、災害対応の“型(かた)”がないために、行政と民間企業とも災害対応に関する基本概念、用語、システム、機材、情報システムなど、多くがバラバラであり、チグハグで非効率な災害対応や危機対応となることが多いです。
米国では、FEMA(米国危機管理庁)を中心として、ハザード別に7つの大学等によりコンソーシアム(NDPC, National Domestic Preparedness Consortium)が形成され、定期的にトレーニングプログラムをアップデートする仕組みが機能しています。結果的にICS (Incident Command System)等もトレーニングを通じて普及し、実際の災害対応でも共通概念の基で、各災害対応従事者が連携した対応が実現できる環境が整備されています。
本ワークショップでは、災害対策トレーニングセンターDMTCの本格始動に向けて、米国の災害対策の“仕組み”を学ぶことで、トレーニングを通じて、どのように災害対応の標準化を進めるのか、どのように実効性のある防災計画やBCPを策定するのかを思考したいと思います。米国から講師として、DMTCと連携関係を締結しているハワイ大学NDPTCのRussell先生にお願いいたしました。

【日程】 2019年5月17日(金)と18日(土)
【場所】 東京大学生産技術研究所S棟プレゼンテーションルーム
【対象者】 行政職員、民間企業の防災・危機管理担当者、防災教育に興味のある方
【参加費】 20,000円 ※意見交換会(5月18日に実施)に参加される方は、別途3,000円

【内容】
【5月17日(金)】
9:00 – 9:30 開会・導入 目黒 公郎(東京大学教授)・沼田 宗純(東京大学准教授)
9:30 – 10:30 我が国の災害対策 伊藤 哲朗(東京大学客員教授、元内閣危機管理監)
10:30 – 12:00 Introduction to the institutional framework for disaster management training. Russell Uyeno(ハワイ大学教授)
13:00 – 17:00 Overview of the organizational structure of NDPTC as a FEMA training center/ Details of the training course development process.
Russell Uyeno(同)

【5月18日(土)】
9:30 – 10:30 我が国のICSに関する取り組み事例 後藤 真太郎(立正大学教授)
10:30 – 12:00 Details of training course delivery process (1). Russell Uyeno(同)
13:00 – 16:30 Details of training course delivery process (2). Russell Uyeno(同)
16:30 – 17:00 まとめ・閉会
17:00 – 18:30 意見交換会 ※参加希望者は、3,000円

【主催】 東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター/
生産技術研究所都市基盤安全工学国際研究センター 災害対策トレーニングセンター DMTC
【協力】 RC95研究会の会員企業
NDPTC: National Disaster Preparedness Training Center at the University of Hawai’i

【お申込み】 DMTCの申し込みページ
https://bit.ly/2TZAivv

【担当教員】 先端表現情報学コース 沼田宗純(numa@iis.u-tokyo.ac.jp)